ストキャスティクスの使い方

ストキャスティクスの上手く使ってエントリーする

ストキャスティクスとは

ストキャスティクスとは、「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」を判断して、株価の反転するタイミングを把握しようとする指標です。

楽天証券のマーケットスピードでは、ノーマルストキャスティクスとスローストキャスティクスの2種類があります。%K、%Dという2本ラインを組み合わせたものをノーマルストキャスティクスといい、%Dとslow%Dという2本のラインを組み合わせたものをスローストキャスティクスといいます。

ノーマルとスローは期間の取り方が違うだけで、指標の見方は同じです。値動きに敏感に反応して売買サインが素早く出るのがノーマルで、値動きが緩やかで売買サインがゆっくりと出るのがスローになります。

ノーマルストキャスティクスとスローストキャスティクス、どちらを使えばいいか悩む人も多いと思います。どちらか迷っているならスローストキャスティクスを利用しましょう。

なお、ストキャスティクスは逆張り指標の代表格ですが、他のテクニカル指標と合わせて順張り的に使うのが有効です。難しい話はこれぐらいにして、それでは実際に使い方を見ていくことにしましょう。

スローストキャスティクスは、0~100%という数値で、売られ過ぎ、買われ過ぎを表しています。売られ過ぎ(安値圏)の下限を0%、買われ過ぎ(高値圏)も上限を100%であると判断します。

スローストキャスティクスでは、%D、slow%Dという2本ラインを使います。考え方としては移動平均線と同じです。%Dは動きが早いので5日移動平均線と考えます。これに対し、slow%Dは動きが遅いので25日移動平均線と考えます。

また、%D、slow%Dが指し示している方向が、株価が進もうとしている方向と考えます。つまり、買いエントリーする場合は、%Dやslow%Dが上を向いている必要があります。
反対に、売りエントリーする場合は、%Dやslow%Dが下を向いている必要があります。

一般的に、%Dとslow%Dのクロスするところが、エントリーポイントになります。つまり、%Dがslow%Dを下から上に抜いたら買いサイン、反対に%Dがslow%Dを上から下に抜いたら売りサインとなります。

特に意識したいのが、10%以下と90%以上のレンジです。10%以下での買いサイン、90%以上での売りサインは、ストキャスティクスのみを単独使用しても、それなりに信頼性が高くなります。ただ、ストキャスティクスはダマシが多いため、他の指標と組み合わせる必要があります。

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ストキャスティクスの実践的な使い方

7202トヨタ自動車の日足チャートを見てください。

日足チャート期間に関しては、上昇トレンド中なので10%以下に注目します。ポイントは、「」と「」です。

まずは、「」から見てみましょう。%Dとslow%Dともに10%以下となり、その後ゴールデンクロスしています。買いサイン点灯です。

しかし、日足チャートを見てみると、25日移動平均線は水平でもみ合いとなっています。トレードという観点からは、どう見ても見送りと言えます。

次は、「」を見てみましょう。%Dは9%台に突入して来たのですが、slow%Dは10%を割り込まずという局面から、ゴールデンクロスして買いサインが点灯しています。日足チャートを見ると、しっかりと25日移動平均線にサポートされた後、再度上昇に転じています。絶好の押し目のタイミングを教えてくれたわけです。

でも、これって25日移動平均線を見れば十分ではないか?という疑問が出てきます。その答えはといいますと、「はい、その通りです」と言うことになります。

以上をまとめると、ストキャスティクスでエントリーのタイミングを見つけようとしてはいけません。あくまでも補助的に利用してください。そんな意味を込めて、ストキャスティクスは上手く活用しましょう。

まとめ

ストキャスティクスの使い方、如何でしたでしょうか?

書店に行けば、テクニカル分析を使えば簡単に勝てる、というような書籍が並んでいるように思えます。単純にテクニカル指標の数値に従ってトレードして勝てるなら、みんな大金持ちになっています。

テクニカル分析の世界では、あくまでも主たる分析対象は日足チャートです。従としてテクニカル指標を使うのです。ここを間違えてはいけません。テクニカル指標を極めても多少は勝てるかもしれませんが、大きな利益を積み重ねていくことにはつながりにくいです。

では、どのように使えばよいのかと言いますと、日足チャートを基本に、複数のテクニカル指標を相互補完的に使うのが最も効果的だと思われます。

そのひとつがストキャスティクスです。もちろん、お気に入りの他のテクニカル指標も加味していくと、どんどんとパワーアップしていきますよ。

ちょっと話がズレますが、テクニカル指標の次は必ずと言っていいほどチャートパターン分析に進みます。いわゆる、三角持ち合いとか、ヘッドアンドショルダー(三尊天井)、ダブルボトムとか、ですね。

チャートパターン分析はフォーメーション分析とも言われ、過去にも同じようなパターンが存在し、しかも値動きが読みやすいので、我々個人投資家からすると、絶好のチャンスとなります。

実は別記事で、このような大きな利益が狙えるチャートパターン10選を詳細に解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

チャートパターン分析で大きな利益(天井・大底)が狙える厳選10パターン!

ということで、明日もスマートトレードを。

ABOUTこの記事をかいた人

尾崎式史

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2018年4月に5冊目の新刊が発売されている。