チャート分析とは

株のチャート分析が出来れば勝ち続けることが可能となる

株のチャートの見方が分からない、という質問をよく頂きます。株チャートを簡単にイメージすると、天気予報に使われている天気図と同じです。

気象予報士は、天気図を見て、明日の天気を予想していますよね。株チャートも同じです。株チャートを見て、明日の値動きを予測するのに使うのです。

株チャートを読み解くことをチャート分析と言います。

チャート分析とは、株価や為替などの過去の値動きから、将来の値動きを予測する分析方法を言います。一般的には、テクニカル分析と呼ばれています。

株価は需給で決まります。その軌跡を時系列で表したものがチャートなのです。このチャートは天気図同様、明日の値動きを予測する上で、非常に重要なものです。

チャート分析とは、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析とヒストリカル分析の総合的判断をすることをいう

投資家の多くはチャート分析はテクニカル分析と同じだと思っています。確かに、それはそれでOKです。なぜなら、チャート分析という学問があるわけではなく、チャート分析とはという定義づけはされていないので。

ここでは、チャートに影響を与えるあらゆる事象をチャート分析の対象となると考えます。ちょっとイメージが湧かないと思いますので、具体的に見ていきましょう。

本当のチャート分析を知る

「チャート分析って信用できるのですか?」
「いったいどの銘柄をどのようにトレードをしたら利益を出すことができるのですか?」

振り返ってみると、この20年でこの手の質問を何十回も受けました。相手の状態を知るために、「どんな銘柄をどんなタイミングでトレードしているのですか?」と質問を返します。

銘柄選びに関しては、ネット情報、会社四季報、業界新聞、マネー雑誌、投資顧問会社等、人それぞれです。しかし、エントリーのタイミングを聞いてみると滅茶苦茶です。よくこんなところでエントリーするなぁ~ってところでエントリーしています。

ひどい例で言えば、加速した3本の陽線が出ているとすれば、その3本目の陽線の大引け前にエントリーですよ。「私だったら利食いを開始する局面ですけどね。」って笑って答えるしかありません。

高値掴みは、相場の世界に参入すると必ず犯すミスのひとつです。でも、このやってはいけないトレードを何度も何度も繰り返してしまうのが相場の世界なのです。「次は絶対に高値掴みはしないぞ!」と紙に書いてパソコンの前に貼り付けます。

でも翌日、実際のエントリーする時にはそんな紙なんか目に入りません。右手でマウスを握りしめて、クリックすべきかどうか、悩んだ挙句クリックしてしまいます。そして、こう思います。

「また、やってしまった・・・」

では、なぜこうなるのでしょうか?

それは、エントリーのタイミングの取り方を知らないからです。

感情・感覚トレードをどれだけやり続けてもトレードは上手くなりません。ドンドンどんどん投資資金が減っていく一方です。どこかでドラスティックな方向転換をしなければ退場することになります。

では、どのように方向転換したら良いのかと言うと、エントリーのタイミングを見極めることが出来るようなチャート分析をするのです。

ここで注意して頂きたいのは、チャート分析=テクニカル分析ではありません。多くの書籍ではそのような解説をしていますが、間違いではありません。

ただし、本記事では、チャート分析とは、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、ヒストリカル分析を含め、さらにこれらを取り巻くマクロ環境を含めた分析を言います。これは、覚えておいて頂きたい方程式です。

チャート分析=テクニカル分析+ファンダメンタルズ分析+ヒストリカル分析

チャート分析をこのように捉えると、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析も勉強していかないといけないのか、とちょっと気が重くなりそうですが、そんなことはありません。

テクニカル分析は主として5・25日移動平均線分析を使います。えっ、5・25日移動平均線分析だけで勝てるようになるの?と言う質問を頂きそうですが、これだけで勝てるようになります。

本当の5・25日移動平均線分析を知らないからそんなことが言えるのです。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

もちろん、しっかりとチャート分析が出来るなら、5日&25日以外の移動平均線でも問題ありません。

これに対し、ファンダメンタルズ分析とは、企業の財政状態、経営成績、成長性などの要因を分析する手法です。一般的には、中長期投資に向いている分析手法とされています。

ただ、簡単にファンダメンタルズ分析といっても、実際はかなり詳細に財務分析や成長性を見極めることになり、難しいです。経済指標やマクロ経済を融合させて分析するとなると、相当な知識・労力、そしてデータやチャートの分析力を必要とします。

このようなことから、未熟なファンダメンタルズ分析をしている個人投資家は相場では勝てないと言われています。もちろん、個人投資家でも長年の研究でいろんなノウハウを持っている人も多いです。

会社四季報のみを使って投資する方法もありますが、納得のいくリターンが見込めるのでしたら、これはこれで素晴らしい投資法です。

最後はヒストリー分析についてです。歴史は繰り返すと良いますが、株式市場で起こっていることも繰り返されます。

つまり、どんな局面で、どんなタイミングで、きっかけは何か、値幅はどれくらいだったのか、これらを記憶しておけば次の同じような局面では非常に役立つことが多いです。

相場の世界、過去の値動きを知っているということはかなり有利ですよ。

なんとなくチャート分析をイメージすることが出来ましたでしょうか?チャート分析って相当奥が深いですから、出来るとこから少しずつ知識を増やしていきましょう!

トレード日誌の本質はチャート分析

株の初心者が相場に向かうのにあたり、上手く行かない時が続けば、トレード日誌はつけるべきか?という問題にぶつかります。

トレード日誌をつける目的は?と問われて、それが明確になっているならば問題ないです。

重要なのは、トレード日誌をつけることで利益が出るのか?もしくは、損失を減らすことが出来るのか?

どちらか一方、もしくは両方の実現できるのならトレード日誌をつけるべきです。

でも、トレード日誌の本質はチャート分析の信頼性を確信するためのものです。

株の初心者が陥りやすいのは、目的もなしにダラダラと日誌を書いても意味がないということです。例えば、1日の収支だけを書いていても、そんなの日誌じゃないですよね。将来的に振り返った時に役に立つように書き綴っていきましょう。

これがの相場の自分だけの貴重なトレードノウハウになります。ちなみに、わたしはというと、かなり昔はつけていましたが、今は一切つけていません。トレード日誌をつけていた時の目的は、負けトレードのチャートパターンや悪癖を記憶するためです。

言い換えると、損失を減らすことを目的で、負けた時に書いていました。今はつけていないですが、負けたトレードはしっかりと脳細胞に刻んでいます。これも負けチャートパターンを記憶するチャート分析です。

また、重要な局面や大きな値動きが想定される時には、トレード前に準備をして、その後に日誌をつけ、その局面の値動きを記憶しています。これが転換点を捉えるチャート分析につながりますから。

チャート分析が出来れば大きな利益が狙える

TOPSCOLAという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

TOPSCOLAとは、「Take Of Profits Slowly, Cut Off Losses At once」の頭文字をとったもので、一言でいうと「利食いはゆっくりと、損切りはさっさと」となります。日本語読みをすると、「トップスコーラ」になります。相場の世界では有名な格言となっています。

この世界で有名な格言・名言ほど一般的個人投資家にとっては「言うは易し、行うは難し」です。言い換えると、現実は全く逆の行動をしてしまう、と言うことです。つまり「利食いはさっさと、損切りはゆっくりと」となってしまうのです。

「損切りはゆっくりと」と言うようなトレードをしていると、負けた時のインパクトが圧倒的に大きいため、相場から即退場となるケースもかなりの確率で起こります。いわゆる一発退場です。

仕掛けたあと、利益が乗ってきたら、外部環境に大きな変化がない限り、当初の目標節目近辺まで引っ張りましょう。「利食いはゆっくりと」です。

投資の世界では、利益の源泉は時の経過です。

これも脳ミソに焼き付けたいものです。ちなみに、損小利大のトレードを支える思考がチャート分析です。

投資力を高めるチャート分析の方程式を意識する

繰り返しますが、投資力を高める方程式ってこれです。

チャート分析=テクニカル分析+ファンダメンタルズ分析+ヒストリカル分析

つまり、投資力を上げるには、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、ヒストリカル分析、この3つの分析力をアップさせればいいのです。

ただし、株の初心者はテクニカル分析から始めた方が良いです。

なぜテクニカル分析からかというと、投資の真髄はエントリー&エグジットのタイミングだからです。つまり、チャートを見れば、そんなタイミングの予測がつきやすいからです。

気象予報士が、明日の天気を予測するのに、天気図を使いますよね。株も同じです。明日の値動きを予測するのに、チャートを使います。全く同じです。

随分と前の話になりますが、出張でJAL機に乗ったときのことです。目の前の機内誌を手に取って、パラパラとページをめくっていたら、面白い記事を見つけました。

タイトルは天気を制するものはフライトを制すです。記憶をたどって要約すればこんな感じです。

パイロットはフライト前には、必ず天気図を確認することが要求されます。そして、機長になるまでには何千回、何万回も天気図を見ることになります。しかし、何千回、何万回も天気図を見たとしても、一過性の体験のみではいつまでたっても天気を「読む」ことはできません。

天気を読むためには、事前の予測、当日の結果、その結果に至る原因等のあらゆる分析を行い、その経験を有効に活用して初めて「天気を読む」ことが出来るようになります。

しかし、それでも予想通りにいかないこともあり、天候の急変で、まれに予告なく目的地を変更することもあります。そうならないために、パイロットは天気をより深く読めるように全力を尽くしています。

すなわち、天気を制するものはフライトを制すことになるのではないかと思っています。このページを読んだとき、すごく心に響きました。なぜなら、トレードとまったく同じですから!

チャートを制するものはトレードを制す!!

これですよ、これっ。(笑)

チャートは森羅万象を写す鏡である

相場の世界には、チャーチストと呼ばれる人たちがいます。チャーチストとは、チャートの動きを読み解けば、相場の動向を予測できる、という人をいいます。小生もその部類に入ります。

チャーチストの中では、チャートは森羅万象を写す鏡だと言われています。株価を動かす要因はいろいろあり、そのすべてを把握し、分析するのは現実的に不可能に近いです。しかし、あらゆる株価変動要因を包含して株価は決まります。

つまり、すべての事象を考慮の上、それが株価に反映されていると考えられます。そこで、株価の動きをチャート化し、そのチャートを分析すれば、株価動向を予測することができると考えることができます。

チャーチストは、あらゆる局面でチャートが読み切れるといいます。

でも、チャートが100%ではありません。どういうことかと言いますと、チャーチストは、チャートが信頼できない局面をよく知っていますので、その局面では他の指標等を使い、その信頼性の低いチャートを読み解くのです。それ故、あらゆる局面でチャートが読み切れると言うのです。

他の指標等とは、米国や欧州の株式市場、為替、原油や銅の商品先物などのことを言います。例えば、日本市場は米国のダウ平均株価と連動していると考えるなら、このダウ平均株価のチャート分析を行う訳です。

さらに、レベルアップしてくると、ダウ平均株価の先行指標を見つけ、その先行指標のチャート分析を行うと言う訳です。そうすることによって、相場動向を先読みすることが出来るのです。

株の入門者・初心者がその手法を直ぐに真似るのはちょっと厳しいので、まずはチャートに裏切られた時には、その局面をしっかりと記憶しましょう。そのうち、その経験が生きてくる場面が来ますので。

また、チャートに裏切られた時には、それを徹底的に原因分析してください。その多くは、原因が見つかります。そして、それを自分の引き出しにストックしていくのです。これは、そこらの書籍からは得られない貴重なノウハウとなります。

もし、原因分析しても明確な原因が見つからなかった時には、その局面を丸ごと記憶しておきます。そうすると自分のレベルが上がった時に解決できることも多いです。

でも何と言っても、近い将来に同じ局面に遭遇した時には、前回の経験を生かして上手くトレードできる可能性が高いです。重要なのは、原因の特定化ではなく、利益ですから。

チャート分析を知らないがミセスワタナベの持つ投資感覚はスゴい

先日、両替をしにバンコクの中心部のとある有名な両替所に行ってきました。この両替所はかなりレートが良く、いろんな国の人がやってきます。

座って順番待ちをしているときのこと、後ろから日本語が聞こえてきました。ちらりと振り返ると50才前後の二人組のおばちゃんです。おそらく駐在員の奥様だと思います。

奥様その1
ちょっと前、バーツが安かったので買っといたのよ。
奥様その2
今度は円に戻すのよ。
奥様その1
今、円に両替するとすごくお得よねぇ~。
奥様その2
私、12万バーツぐらい儲かっちゃった!

という会話が聞こえてきます。

円がドル円ベースで70円台に突入したときには、タイの通貨であるバーツに対しても歴史的な強さがありました。私の記憶では1万円が4200バーツという最高値を記憶しています。

この時に100万円をバーツに両替しておくと42万バーツとなります。そして、円が弱くなった今、再度バーツを円に両替すれば、手元には投資元本の100万円と為替差益としての12万バーツが手元に残ります。

ちなみに、12万バーツは日本円で約36万円です。元本が100万円だとすると、相当なリターンとなりますね。

ここにもミセスワタナベがいるのか!と感心していました。

チャート分析を肌感覚で使いこなすミセスワタナベ誕生の瞬間

友人が経営するバンコクのとあるレストランでの出来事。

空いていたら2階の広い所で仕事さしてよ~!
友人
いいですよ。ただ、駐在員の奥様方が井戸端会議をしてうるさいけど。

2階に上がれば、14、5人の奥様方がワイワイガヤガヤとやっています。
集め損なわれたテーブルのひとつに腰を掛け、パソコンを立ち上げる。

ねぇ~、ねぇ~、聞いてよ。今、円が強いから今のうちにバーツ(タイの通貨)に両替したらお得よ。
私は先週、70万円両替したわ。
私は昨日、500万円銀行へ両替に行ってきたわ。窓口で500万円の両替をお願いしたら、VIPルームに通されちゃって!そこが大きなお部屋で、コーヒーまで出してくれたわよ。
まっ、すごいわねぇ~~。でも、これから両替するなら、ドルよ、ドル!!1ドル80円くらいになってるのよ。
えっ、ホントぉ~~!!?じゃー、今のうちに換えなくっちゃ。
何を言うてるの?今はFXよ。ちょっとこわいけど、そのうち儲かるわよ。
今すぐ買いね。
わかったわ。私もちょっと買ってみるわ。
FXって何よ。私も買うから教えて教えて。

これが世界を圧巻するミセスワタナベの実態を見た瞬間でした!

まとめ

「大儲けしてやる!」と心に誓い、株式市場に参加してくる人が非常に多いです。当たり前の話ですが、そのほとんどの人たちは退場していきます。理由は投資資金が底をついたからです。

では、なぜそのようなことになったのでしょうか?

大損するパターンはいくつかありますが、そのひとつがここで紹介するパターンです。どんなパターンかと言いますと、投資資金を一気に5倍、10倍にしようと、投資資金を1回のエントリーで全額投入してしまうことです。世間で言う全力買いです。

必ず相場から撤退することになります。たまたま上手くいった全力買いトレードが頭から離れず、次のトレードも同じことをしてしまいます。

確かに上手くいけば、短期間で投資資金を大きく増やすことができますが、失敗すれば大損になります。一歩間違えれば、即退場です。歴史に残る相場師にこんなアホなことをする人はいないです。致命傷を食らう前に、こんなトレードはやめましょう。

いろいろ分析してみると、そもそもチャート分析を知らないのです。

しかし、頑張って相場の知識・技術を身に付け、チャート分析が出来るようになれば、ちょっと話は変わってきます。

ここぞと言う時には、一点集中で大きな利益を狙いに行きます。野球で例えるなら、サヨナラ満塁ホームランと言う感じです。

ビッグチャンスが来たら、自分の実力に合わせて、大勝負しましょう。

出来れば、サヨナラ満塁ホームランを年間2~3本打てれば万々歳です。そうすると、年間の投資利益は大きくプラスになりますし、細かなロスカットトレードも一発逆転できますから。

これも投資の醍醐味のひとつですね。このためにはチャート分析をしっかりと身に付けましょう!!

株の初心者なので、そこまでリスクが取れないという方は、スイングトレードでゆっくりかつ、しっかりと利益を積んでいきましょう。

株の初心者がスイングトレードで勝つためにやるべきこと

ABOUTこの記事をかいた人

尾崎式史

1969年大阪生まれ。 月に一度のペースで行くバンコクでも相場から目を離さないという相場好きである。 寝ても覚めても相場のことしか考えていないようだが、近いうちに塾生さんといく海外セミナーを目論んでいる。 大阪北新地界隈、バンコク によく出没する。