空売りネットの使い方

空売りネットを使って需給を把握し、大きな利益を狙う

「空売りネット」とは、その名の通り「空売り」に関する情報を提供してくれるサイトです。

空売りネット
https://karauri.net/

具体的には、空売り機関の空売り残高、機関投資家が空売りしている銘柄、個別銘柄の空売り状況、空売り増減ランキング等を調べることのできるサイトです。

つまり、このサイトを使えば、どの銘柄がどの空売り機関にどれくらい空売りされているのかを調べることができるのです。

空売り残高の公開情報を利用する

空売り残高割合(発行済株式総数に対する空売り残高数量の割合)が0.2%以上となる保有者については、証券会社を通じ取引所への空売り残高情報の報告が義務付けられています。

また、空売り残高割合が0.5%以上となる場合、取引所により空売り残高情報の公表が行われます。

つまり、この情報を使って、銘柄を選択するのです。

空売りの残高に関する情報は、「有価証券の取引等の規制に関する内閣府令」に基づいて日本取引所グループも公表しています。

日本取引所グループの「空売りの残高に関する情報」サイト

このサイトを覗けばわかりますが、エクセルをダウンロードする形なのですが、詳細すぎて非常に見づらいです。

そこで、空売りネットを使いましょう!ってことです。

空売りネットとは

空売りネットにアクセスすると、トップページの上部にメニューが表示されています。

・信用取引
・貸借残高
・空売りランキング
・空売り機関
・空売り増加
・空売り返済
・空売り新規
・空売り解消

検索できる情報は、上記の通りです。この中から、特に使える情報について解説します。

個別銘柄に対する機関の空売り残高を調べる

個別銘柄ごとに、どの機関投資家がどのくらい空売りをしているのかを確認できます。

サイトの上部にある検索欄に確認したい銘柄の証券コードを入力すれば、一瞬で該当する銘柄の空売り情報が表示されます。

ターゲット銘柄のチャートチェックだけでなく空売り情報も確認を

個別銘柄の空売り情報では、1日単位で空売り機関投資家の空売り残高を確認できます。これらのデータは時系列になっており、空売り機関投資家の空売り残高割合がどのように変化したのかを確認することができます。

なので、すでにエントリーしている銘柄、これからエントリーしようと考えている銘柄の空売り情報をここで把握しましょう。

空売り機関による空売り残高

このサイトでは、空売り機関投資家ごとに、どのような銘柄をどのくらい空売りしているのかを調べることができます。

メニューにある「空売り機関」をクリックすれば、空売り機関ごとの下記の情報が表示されます。

空売り時価総額ランキング
空売り時価総額増加率ランキング
空売り時価総額減少率ランキング
空売り売買総額
売り増し時価総額
売り増し率
空売り売買総額増加率
空売り売買総額減少率

空売り残高情報を利用し、大きく勝てる銘柄を見つける

上記の項目に応じて、それぞれの空売り機関が表示されていますよね。Barclays Bank、モルガン・スタンレーMUFG、Deutsche Bank London、GOLDMAN SACHS、JPモルガン証券等です。ここで、調べたい空売り機関名を選択するだけです。

気になる空売り機関をクリックすれば、「空売り履歴」が表示されます。その日の空売りした銘柄と割合、数量がわかります。ここから銘柄を探すのです。

いろんな空売り機関がいろんな銘柄を空売りしているので、かなり面白いですよ!

よく、日本市場における外国人投資家の売買代金シェアは7割以上と言われますが、これは空売りにおいても同じなんです。とすると、外資系の金融機関に乗っかるというのも、利益を出すためにはかなり有効ですね。

銘柄がわかればあとはチャートを確認する

機関投資家がどんな銘柄を空売りしているのかがわかれば、あとはチャートを確認していくだけです。気になる銘柄のチャートをドンドン見ていきましょう。

いきなりチャートの確認しろと言われても、コツが分からなければできないですね。特に、初心者の方はチャートのどこをどのように見ればよいのかわからないと思います。

チャートは移動平均線を基本とした見方で良いです。見方がわからないという方は、こちらをご覧ください。かなり詳細に解説していますので。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

空売りネットの実践的な使い方

上の3枚のチャートをご覧ください。9104商船三井の情報です。上の2枚は空売りネットから、3枚目は日足チャートです。日足チャートですが、2021年1月19日から6月15日の期間が表示されています。

2枚目の空売り情報からは、いろんな機関投資家が空売りを仕掛けているのがわかります。ゴールドマンサックス、シティーグループ、バークレーキャピタルの名が踊っています。

空売り残高割合(発行済株式総数に対する空売り残高数量の割合)が0.5%以上なった時点で、「空売り者」として公表されます。

左端の「計算日」とは報告義務発生日のことです。気をつけて頂きたいのは、空売りを開始した日とは異なります。多くの場合、実際の空売り開始日は、報告義務発生日以前です。通常は徐々に売り増していき、0.5%以上になったタイミングで公開されます。

右端の備考欄ですが、「報告義務消失」とは、空売り残高割合が0.5%未満になったということを意味しています。また、「再IN(前回2021-04-15)」とは、再度公表される条件である空売り残高割合0.5%以上の空売りを開始したという意味です。

1枚目、2枚目から得られる情報を3枚目の日足チャートに落とし込めば、いろんなことはわかります。歴史は繰り返すと言いますが、相場も繰り返します。もちろん、100%ではないですが。

この空売り情報を加味することで、チャートをさらに深く読み解こうという訳です。

空売り残高が多い銘柄は大きく動くので利益が大きい

すでにエントリーしている銘柄、これからエントリーしようと考えている銘柄の空売り残高は気になりますよね。空売り残高が多い銘柄は大きく動くので、狙う価値は大きいですから。

もちろん、100%ではないので、できればエントリー前に必ずチャートをチェックしたいものです。

多くの人は、「空売り機関」は投資のプロなので、仕掛けている銘柄の業績や今後の見通しまで考察した上で空売りをしています。なので、かなりの確率で「その銘柄の株価は下落する」と考える方が非常に多いです。

しかし、現実はそんなことはないんですよ。ロスカットしていることもあるのです。

とすると、これを見越して、空売りされている銘柄を「買う」という戦略もあるのです。大量の空売りを解消するには、大量の買戻しが必要になります。これを狙って、買い戦略を取るのです。

大量の買戻しが起これば、株価は上昇を始めます。その上昇は、新規投資家の買いを誘います。上手く誘い込むことが出来れば、ロスカットのための買戻しが入り、さらに株価は上昇していきます。さらなる株価上昇に売り方は、新規売りや難平売りを行います。

このスパイラルは「踏み上げ相場」と言われています。これって「稀な現象じゃないの?」という人が多いですが、しょっちゅう起こっています。

かなりの上級テクニックとはなりますが、下落する銘柄だけを探すのではなく、時には大きな上昇を演じる銘柄も探すことが出来るのです。

まとめると、買いでも、売りでも、空売り残高が多い銘柄は大きく動くので、利益が大きくなることが多い!ということです。

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コロナショック時の値動きを解説しているシンプル株本

最後に、シンプルなチャート分析解説本を。初心者から中級者まで使える珍しい株本がこの「カンタンらくらく月20万円。難解チャートもシンプル株攻略」です。内容は非常に濃いです。株を始めてから勝つことが出来ず、深い悩みを解決する本となっています。

しっかりと読み込めば、やはり理論と実践は表裏一体だと実感できますから!

初心者なら初めて通るグランビルの法則も実践的な解説があり、騰落レシオの本質的な使い方も最高です。他の株本では解説されていない内容です。転換点の捉え方も具体的に解説しており、会社員がスイングトレードをするのにはもってこいです。

コロナショック時の解説もあり、暴落時「落ちてくるナイフはつかむな」と言われますが、ナイフが落ちる瞬間、ナイフが床に刺さったのを確認し、そのタイミングでの買いを具体的に解説しているところは圧巻です。

タイトル カンタンらくらく月20万円。難解チャートもシンプル株攻略
著者   尾崎式史
出版社  ぱる出版 ※初版2020/7/2
ソフトカバー 242ページ 1650円

まとめ

空売りネットの使い方、如何でしたでしょうか?

機関投資家の空売り銘柄をリサーチし、乗れるものには乗ってしまおう!というのか、この空売りネットを使う主たる目的です。

しかし、使い方ってこれだけではないのです。空売りネットという名前からすると、空売りするために必要なサイトという感じがしますが、実は買い局面でも使えるのです。上記でも書きましたが、コレ、かなり重要です!!

大量の空売りが入るも、株価が落ちてず、じわじわと上昇を始めれば、その後に大きな上昇を呼び込むことがあります。そう、踏み上げ相場です。

チャートが煮詰まり、上昇か、下落か、という分水嶺では、この空売りの巻き込み状態を知ることで、下落だけでなく、その後の上昇も予測できます。

トレンドの初動でエントリーできれば、利幅はかなり大きいです。しかも、踏み上げ相場は中長期に渡りトレンドを形成します。とすると、大きな利益へつながりやすいのです。

なので、今後の銘柄物色には、下降トレンドの銘柄選択だけでなく、上昇トレンドの銘柄選択にも、この空売りネットをうまく使いこなしてくださいね!

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。