株価暴落時に取るべき対策

株価暴落時における対策をおぼえておこう

株式投資の世界においては、以前と比べて短い間隔で暴落が起こるようになってきました。

ここ最近なら年に1度のペースで暴落が起きています。

多くの個人投資家は買いから入るので、暴落に巻き込まれると、コツコツと積み上げてきた含み益が一気に目減りするだけなら良いですが、大きな損失が発生してしまうことが多いです。

また、暴落は経済的損失だけではなく、爆発的なストレスも抱えることになり、日常生活に大きな支障を及ぼします。

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暴落対策、暴落対処法を知っておくこと

そこで、暴落の専門家と言われるようになった小生が、暴落対策、暴落対処法を紹介したいと思います。

ある日突然株価は暴落するのではない

株式投資の世界、ある日突然の悪材料に巻き込まれ、急落に巻き込まれることがあります。しかし、このような急落は暴落ではなく、交通事故のようなもので、完璧に避けることは出来ません。

我々個人投資家が避けたい暴落とは、相場の大きな転換点による暴落です。日本のバブル崩壊や1929年の大恐慌です。

このような大きな転換点による暴落は、予見できることが多いのです。つまり、相場全体からその予兆を読み取ることが出来るのです。

もちろん、完璧に暴落の予測はできないですが、夏の日の夕立と同じで、青空から突然土砂降りになるのではなく、積乱雲が出て、雷が鳴って、雨が降り出し、土砂降りになります。

でも、多くの人は積乱雲が出ているのを気づくこともなく、雷が鳴っても気にすることはなく、突然土砂降りがやって来て初めて慌てる、という感じですね。

確かに、株価暴落予測については、マクロ的な分析が必要となり、ちょっと難しくなりますが、相場の世界で生き残るためには、大きな視野も必要だということを意識しておきましょう。

暴落は繰り返し起こる

過去の暴落を検証してみると面白いことが分かります。つまり、暴落時の値動きは多少時代により異なりますが、よく似たパターンでやって来ます。

2018年の新春株式投資セミナーでも2018年2月から始まる暴落を予告しましたが、暴落にはパターンがあるのです。

とすると、過去の値動きを知っておくことはかなり重要です。これについては、ちょっと難しくなりますので、こちらを参考にしてください。

過去の暴落を分析し、値動きを知れば大きなチャンスとなる

暴落時の値動きパターンを知っておく

上昇トレンドから下降トレンドに転換し、そこから暴落が起こったとしましょう。その時に株式市場にはどんな感じで行動するのかをみてきます。

1、トレンド転換につながる下落が発生するも、まだまだ上昇トレンドが継続すると考えている買い方が参入してきます。そのため、初動は小さい下落となります。

2、さらに下落するものの、多少の含み損であるため、そのままホールドか、場合よって難平買いに走ります。

3、その後、トレンド転換が完了し、下降トレンドが発生し、空売りを巻き込み始めます。

4、下降トレンドが本格化すると、相場には悲観論が出始めて、含み損拡大の恐怖から多くの株が売られ始めます。

5、さらなる株価下落の恐怖から、株の売り処分という生易しいものではなく、投げという投資行動が現れます。これにより、ひどく売り込まれることになります。

6、大量の「投げ」が発生すると、大底形成ポイントであるセリングクライマックスという反転ポイントが登場します。出来高が急増し、値幅も大きく、値動きも相当早いのが特徴です。

7、セリングクライマックスという暴落の最終局面が収まると今度は、急騰します。この急騰をもって、この第1幕の暴落は終了します。

暴落へとつながる局面というのは、大抵この流れです。

とするなら、この流れを知っておくとトレードの戦略を練りやすいですね。

長期に渡る上昇トレンド後に起こるトレンド転換には注意

暴落に対処すべき有効な対策をひとことで言うと、上昇トレンドから下降トレンドにトレンド転換したら、暴落も意識しておくことです。

特に、長期に渡る上昇トレンド後に起こるトレンド転換には注意です。

もちろん、上昇トレンドから下降トレンドにトレンド転換するという定義づけは、我々個人投資家自身でルールを明確化しておく必要があります。

なので、しっかりと手仕舞いのシナリオを立てておきましょう。場合によっては、ロスカットになるかもしれませんが、ためらいは厳禁です。

ロスカットの考え方、ロスカットルール設定の仕方について

暴落時の対処法

暴落の一般的な対処法としては、株メディアで一般的に言われることは、

1、何もしない
2、新規買いor買い増し
3、含み損が我慢できずに投げ売り

「何もしない」は、暴落は一時的なものであり、そのうち落ち着き、その後株価は戻してくるから、という理由です。

確かに、超長期でみると株価は右肩上がりなので、この方法が最も理論的です。ただ、我々個人投資家の投資できる期間というのは限られており、じっとしていると時には致命的な損失を被り、再起不能となることもあるので注意が必要です。

「新規買いor買い増し」ですが、暴落時は業績など関係なしに一斉に売られるので、好業績銘柄を安値で買えるチャンスでもあります。

暴落時にキャッシュポジションが多ければ、最高の投資のタイミングとなります。

これに対し、最悪の投資行動が「含み損が我慢できずに投げ売り」することです。これをやると、精神的ダメージは相当なもので、元の投資資金に戻すのにも相当の時間がかかります。

暴落時を買いで攻める

暴落ってとても怖いものですが、上手く仕込むことが出来れば、大きな利益を狙うことができます。

ただし、暴落途中に感覚的に買ってしまうと、大きな損失となりますので、新規買い、買い増し時には注意です。

具体的には、分割購入ですね。チャートが発している声を聞いて、エントリーポイントを見極めましょう。

暴落相場のその後について

暴落が起こり、急騰が完了すると、相場は次のステージに入ります。

つまり、再度上昇トレンドに復帰すべく準備段階に入るのか、それとも大暴落へとつながる第2幕がはじまるのか、です。

どちらに動き出すのかは、相場によって異なりますが、どちらにしても大きく動く絶好の収益機会です。

気合を入れて臨みたいものです。

暴落を空売りで狙うという手

暴落の対処法として、小生が好きなのは「空売り」です。

暴落を積極的な収益機会として攻めるのです。確かに、最初のうちはよくわからず怖い感じもしますが、空売りについての知識がつけばガラリと話は変わります。

ぜひ、こちらを読み込んでみてください。空売りをマスターしたくなりますから。

空売りのやり方

まとめ

株価暴落時に取るべき対策、如何でしたでしょうか?

暴落をモロに食らうととてつもない損失と強烈なストレスに襲われます。「マズい!」と直感的に感じたなら、すぐさま完全撤退もありです。投資資金の大半を失えば、再起はかなり困難です。

相場の世界、チャンスなんて言うのはいつでもあるのですから。

ということで、明日もスマートトレードを。

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。