株のチャートの見方

株のチャートの見方がわかれば勝てる!

​株のチャートの見方を勉強しようと思っても、情報や書籍が溢れているので、どこから手を付けたらいいのか、迷ってしまいますね。

そこで、ローソク足(株価)の見方、株価チャートの見方、チャートの分析法をマスターするための最短コースをお教えします。

ポイントをおさえながら、順序立ててマスターしていけば、かなりの時間が節約できるだけでなく、しっかりと使いこなせるようになります。

そうすると、株初心者でもすぐに利益が狙えますので、株のチャートを見るのがとても楽しくなりますよ。

一般的に、株価チャートはローソク足で表示されています。このローソク足と一緒に、移動平均線や出来高なども表示されています。

これらの指標を理解して、今後の株価の方向性や株を買ったり売ったりするタイミングを見極めます。

相場の先読みが出来るチャートの見方、分析法を知っておくと、どんな銘柄を選んだらいいのか、どんなタイミングで売買をしたらいいのか、質の高い分析ができるようになります。

裏を返せば、株を買うタイミングを間違ったり、売るタイミングを見逃したりしてしまうことを未然に防げるということです。

株価チャートの見方を順序良く習得すれば利益が出る

株の取引を始めると、いろいろと判断に迷うことが出てきます。そんな時、株価チャートの見方、分析法を知っていると、客観的に投資判断が出来るようになります。

チャートの見方を知らなければ、様々な投資情報に振り回され、悩んだ挙句に高値掴みしてロスカット、そのうち相場から撤退することになりますから。

客観的にチャートから情報を読み取り、それを投資判断に生かすことができれば、勝てる株の売買ができるようになります。

ここで、相場で勝つための株価チャートの見方を習得するまでの大まかな流れを見ておきましょう。

ステップ1
ローソク足を理解する

ステップ2
移動平均線分析を使いこなす

ステップ3
グランビルの法則の実践的活用法を知る

ステップ4
移動平均線以外のテクニカル指標を学ぶ

ステップ5
炸裂するチャートパターン分析を記憶する

この順番で進めていけば、勝つために必要な株価チャートの見方を効率良くマスターできますよ。しかも、利益を出しながら!!

株のチャートの見方はローソク足から

チャートを読むために必要なテクニカル指標のひとつに「ローソク足」があります。テクニカル指標は様々な種類がありますが、ローソク足はチャート分析の基礎となるものです。

ローソク足は読んで字のごとく、ローソクのように見えることからローソク足と呼ばれています。「前場の寄付きから大引けまでどのように動いたのか」が一目でわかります。

このローソク足は、スイングトレードやデイトレードなどの短期売買だけでなく中長期投資にも使える優れものです。すなわち、投資スタンスに関わらず利用できるのです。

これを知らなければ何も始まらないと言われるほど重要なものですが、一度覚えてしまうと、反射的に理解できるものなのでしっかりと記憶しておきましょう。

また、ローソク足は相場の強弱感、また投資家心理を顕著に反映しています。短期売買においては、投資家心理を上手く利用することも有効な投資手段となるので、具体的なチャート分析を習得する前に、まずは基本となるローソク足を押さえておきましょう。

ただし、テクニカル指標全般に言えることですが、実践トレードにおいて、ひとつの指標だけで買いサイン、売りサインが出たらかといってガンガンとトレードしたら必ず負けます。

つまり、実際にはローソク足の他に5日移動平均線や出来高などの他の要素も組み合わせて投資判断をすることになります。これは非常に重要なことですので、しっかりと脳細胞に焼き付けてください。

ローソク足の4つの株価から値動きをイメージしよう

では、チャート分析の大前提であるローソク足の解説をします。

ローソク足は、「陽線(ようせん)」、「陰線(いんせん)」と大きく分けて2つに分けることができます。

そして、4本値(よんほんね)といわれる始値(はじめね)、高値(たかね)、安値(やすね)、終値(おわりね)の4つの数値を使って表示されます。

1日の最初につく株価のことを始値といい、最後についた株価のことを終値、もっとも安く取引された株価のこと安値、もっとも高く取引された株価のことを高値といいます。始値より終値が高い場合は陽線といい、白いローソクの形になります。始値より終値が低い場合は、陰線といい、黒いローソクの形になります。

ローソク足からわかる4本値のまとめ
始値・・・東京株式市場なら9時についた株価をさします
終値・・・東京株式市場なら15時についた株価をさします
高値・・・1日(9時~15時)の中で最も高い株価を言います
安値・・・1日(9時~15時)の中で最も安い株価を言います
陽線・・・株価が上昇し、始値より終値の方が高いローソク足を言います
陰線・・・株価が下落し、始値より終値の方が安いローソク足を言います

始値と終値で形成されるローソク足の実体からはみ出している線の部分をヒゲと呼びます。ヒゲの部分は、高値と安値を表しており、高値の部分を上(うわ)ヒゲといい、安値の部分を下(した)ヒゲと言います。

ローソク足だけでは勝てないよ!っていう人も多いですが、実はローソク足からだけでもいろんな情報を読み取ることができます。多くの人は、そんな重要な情報の読み取りが出来ていません。

ローソク足から投資家心理と読み取り、値動きを予測する

解説ばかりでは、面白くないので、ローソク足について問題を出します!

早速ですが、次の①~⑤の陽線を、投資家心理の強い順に並べてみましょう。

ここでの投資家心理とは、上昇力の強さと考えてください。つまり、投資家心理が強いというと上昇可能性が高い、投資家心理が弱いというと下落可能性が高いという意味です。

解答

正解は、強い順に、②、①、④、③、⑤となります。

②は、始値が一番安く終値が一番高かった足で、投資家心理がとても強いということがわかります。

①は、少し下に振れたものの、始値より終値が高く、ローソクの実体がヒゲの長さよりも長い足です。投資家心理が強気であることが反映されています。

④は、①と比べてローソクの実体が短く下ヒゲが長いです。下に振れた値幅が大きい(売り圧力があった)ものの、高値で引けているので、投資家心理は強気であると考えられます。

③は、始値よりも終値が高いものの、高値で引けなかった足です。②、①、④の高値引けの足と、大きく違うところです。

⑤は、上ヒゲの長さが、相当な売り圧力を表しています。始値よりも終値が高いものの、ローソク足の実体がヒゲの長さよりも短く、投資家心理の弱さを反映していると言えるでしょう。

次は、陽線の反対で陰線です。考え方は陽線の反対です。解答は載せませんが、答えを出してみてくださいね。

 

 

投資家心理を読み取るということは、この先株価が上昇しやすいのかどうかを読み取ることでもあります。なので、ローソク足の一本一本を丁寧に観察していけば、相場の先行きを予測できるということになりますね。

もっともっと詳しく知りたいという方もいるかと思います。なので、後ほどローソク足のさらなる解説をご紹介いたしたします。※記事のアップは後日になります

株価チャートの見方はローソク足に絡む移動平均線分析がポイント

ローソク足とセットなるのが、移動平均線です。移動平均線と言うと、ローソク足と同じぐらい簡単なイメージですよね。

そんな簡単なローソク足と移動平均線の組み合わせで勝てる訳がないと言う人が圧倒的に多いです。過去の経験から、大きな声でそんなことをいう人こそ、負けているのですが。笑

実は、ローソク足と移動平均線で勝てるんです。しかも、大勝ちもできるのです。

ローソク足や移動平均線を馬鹿にする人が多いのですが、自分が馬鹿であることに気がついていないんですよね。ホント、漫画見たいですよ。特にオヤジ連中に多いですね。

そんなオヤジも本当は良い人なんですが、ちょっと相場に関しては知識の入れ方が違っているだけなんですよ。一目均衡表やボリンジャーバンドについて熱く語るのですが、その前にやることあるでしょ!?って感じです。

相場の世界、難しいことを勉強すれば勝てると錯覚している人が多いですが、それは違います。ローソク足と移動平均線で勝てるのです。

もちろん、相場状況によっては、ローソク足と移動平均線では心もとない時もあります。そんな時は、後述する他のテクニカル指標を使えばいいのです。

多くの人は、根本的にローソク足と移動平均線というツールの使い方を間違えているのです。これでは、ダメです。移動平均線について詳細に解説していますので、こちらをお読みください。目から鱗ですよ。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

移動平均線絡みで最も有名なグランビルの法則はかなり使えます

投資で勝つためのアプローチはたくさんありますが、やはり移動平均線でのアプローチが、信頼性が高く、勝率も高くなります。

そんな移動平均線ですが、そもそも移動平均線のアプローチは、グランビルの法則が基礎になっています。

このグランビルの法則は、日々線と200日線でエントリーのタイミングを取ろうとしています。

グランビルの法則については、こちらでかなり詳細かつ実践的に解説しておりますので、ぜひどうぞ。一読の価値ありですから!

グランビルの法則を使いこなす

移動平均線以外のテクニカル指標はこれを使えば完璧!

そもそも、なぜテクニカル分析をするのだろうか?

そもそも、なぜテクニカル指標を使うのだろうか?

投資セミナーなんかで、こんな素朴な疑問を投げかけると、答えられる人は案外少ないです。

答えは、売買のタイミングを取るためです。

テクニカル指標とは、トレードで利益を出すために、過去の値動きやチャートパターンから将来の値動きを予測するためのツールです。移動平均線やローソク足もテクニカル指標のひとつです。

見渡せば、テクニカル指標はたくさんがあります。もちろん、すべて使いこなす必要はないですが、使えるテクニカル指標を複数利用するのが上手く行くコツです。

そもそもテクニカル指標を使うのは、過去のチャートをもとに今後の値動きについてアタリをつけたいわけなんです。

しかし、過去のチャートには、人間の欲と恐怖が絡む突発的・偶発的な事象が含まれているわけで、ひとつのテクニカル指標だけでは、このような複雑な値動きを読み切ることはできないからです。

裏を返せば、常に正しいシグナルを出し続けるテクニカル指標は存在しない!ということからもわかると思います。

かと言って、株初心者があらゆるテクニカル指標を使いこなすのは厳しいので、基本的かつ利用価値の高い指標だけでも活用すれば、トレードは上手くいきやすくなります。

まずは、この4つのテクニカル指標の使い方を覚えましょう。

1、シンプルなRSIを使いこなす
2、 RCIで押し目と戻りのタイミングを見極める
3、MACDでトレンドを先読み
4、ストキャスティクスは上手く組み合わせよう

重要な4つのテクニカル指標の超実践法

シンプルなRSIを使いこなす

RSIとは

RSI(相対力指数)は、J・ウエルス・ワイルダー・ジュニアという人によって開発された指標です。RSIは『Relative Strength Index』の略で、『異なる2つのものを対比した指標』という意味です。

RSIは、計算期間内の株価の変動幅に対して、上昇幅(前日比プラスの日の合計)が占める割合を表す指標です。言い換えると、RSIは計算期間内において、前日比プラスの日の値幅が大きくなると高くなり、前日比プラスの日の値幅が小さくなると低くなります。

RSIは、0~100%の範囲で表示される指標で、下降トレンド中は、50%以下で推移することが多く、反対に上昇トレンド中は、50%以上で推移することが多いです。

したがって、まずは50%のところにラインを引いてみるだけで、今現在、その銘柄が上昇トレンドなのか、それとも下降トレンドなのか、というマクロ的な視点に立ったトレンドを確認できます。

さらに、RSIがどちらを向いているのか、その方向を確認します。つまり、RSIが上向きなら株価は上に、下向きなら株価は下に向かうことを指し示しています。

RSIの実践的利用法

8002丸紅の日足チャートです。下段のチャートがRSIです。

50%ラインに水平のラインを引いています。50%ラインより上は上昇トレンド、50%ラインより下は下降トレンドと考えます。

パッと見ると、RSIだけでエントリーのタイミングをとるには、ちょっと難しそうに見えます。

ここは単純に考えてみましょう。

50%ラインがトレンドの分岐点と考えると、上昇トレンド中の押し目は、50%近辺まで落ちてきた所です。反対に、下降トレンド中の戻し局面なら、50%ラインまで上げてきた所です。

そして、最も注目すべきは、50%ラインを下から上に抜けた時、もしくは上から下に抜けた時です。つまり、トレンド転換の可能性がある時です。

RSIのサインで注目すべきところに番号を振っています。順番に見ていきましょう。

まずは、「」、「」からです。50%ラインまで落ちてきましたので、値動きとして押し目を作っているという状況だと考えられます。上段の日足チャートを見てみると、「」では25日移動平均線までの調整とはなっていませんが、「」では25日移動平均線がサポートラインとなって押し目を作っています。

移動平均分析でも解説しますが、25日移動平均線は絶好のエントリーポイントですので、思い切って買いエントリーするのも手です。

」はトレンド転換が期待できる絶好のポイントです。上段の日足チャートを見ると、数日後に5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスとなり、トレンド転換のタイミングとなっています。

ドンピシャのタイミングとはなっていませんが、これくらいのズレはよくあることです。重要なのは、RSIからトレンド転換の可能性を読み取ることです。

」は下降トレンドに転換後に戻してきた局面です。50%ラインをブレイクアップしていますが、日足チャートを見ると、25日移動平均線にも届かない状態の反発をしているだけです。特に参考になる局面ではありません。

」を見てみましょう。RSIは50%ラインを超えてきました。ただ、日足チャートではもみ合っています。ただ、よく見ると5日移動平均線と25日移動平均線がゴールデンクロスをする可能性がある局面とも読めます。

」と同様、ドンピシャのタイミングになりません。従いまして、日足チャートをチェックしながら、トレンド転換の可能性がありそうなら、エントリーの準備をしましょう。

」と「」を見てみましょう。「」では50%ラインを上から下に、「」では50%ラインを下から上に抜けています。

RSI理論からすると、「」と「」はトレンド転換の可能性があるポイントですが、日足チャートを見ると、25日移動平均線は水平となり、もみ合い局面となっています。

また、「」と「」近辺の値動きを見てみると、25日移動平均線を跨いでゆらゆらと株価が揺れています。典型的なもみ合い局面です。こういう局面ではRSIは使えません。

最後に「」ですが、「」と同じパターンです。上段の日足チャートを見ると、5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロス直前です。トレンド転換が期待できる絶好のポイントです。

一般的なRSI分析では、単純に80%になったら「買われすぎ」なので売り、20%になったら「売られすぎ」なので買い、という解説をしていることが多いです。

確かにその通りに機能することもあるのですが、これで勝ち続けられるのであれば、苦労はしません。先ほどの8002丸紅のチャートで確認して見てください。勝てる所もありますが、負ける所もあります。

また、『RSIはダマシが多いのであまり使えません』って書いてあるものもあります。確かに、RSIだけを見ているとダマシと言われる局面がありますが、日足チャートや他のテクニカル指標と一緒に使えば十分使えます。

RSIはシンプルな指標なだけに、使い方には少し工夫が要ります。これが、腕の見せ所です。つまり、RSIは単独で使うようなことをせず、日足チャート及び他のテクニカル指標と合わせて使いましょう、ってことです。

RCIで押し目と戻りのタイミングを見極める

RCIとは

RCIとは、「Rank Correlation Index」の略で、「順位相関指数」と呼ばれています。これは、株価と日付に順位をつけ、その順位の相関の度合いから、株価の反転するタイミングを捉える指標です

ここでいう相関とは、互いに影響し合っている状態のことをいいます。一組の対になった数値が同じ方向へ向かっている度合いが大きいほど、相関は強いことになります。反対に、一組の対になった数値が反対の方向へ向かっている度合いが大きいほど、反対方向への相関が強いことになります。これを逆相関といいます。

少し難しくなりましたが、簡単に言うと、株価と日付の相関関係を利用し、押し目買いと戻り売りのタイミングを捉えようとする指標です。このRCIも移動平均線、一緒に使うことで、値動きがより正確に読めるようになります。

RCIは、株価と日数を重視しているため、計算日数を各銘柄のトレンドに合わせることにより、効果的に利用できます。しかし、マーケットスピードでは、期間の設定変更ができないため、ターゲット銘柄に使えるかどうか検証する必要があります。

つまりマーケットスピードでは、短期線が9日、長期線が27日の設定となっていますので、この9日、27日がターゲット銘柄に適した日柄であるかを確かめる必要があるということです。

そんなややこしいこと言われてもなぁ~・・・と思われるかもしれませんね。でも大丈夫です。マーケットスピードの標準設定のままで問題ないですし、RCIで読みにくいところは他の指標でカバーすれば問題ないです。

実践で使っているうちにわかりますが、RCIは単独でもかなり使える指標です。細かく解説すればきりがないのですが、まずはシンプルな使い方をマスターしましょう。

RCIの実践的利用法

6305日立建機の日足チャートを見てみましょう。チャート下段がRCIです。RCIは2つの線がありますが、大きく波を打っているのが短期線(9日)、緩やかな線が長期線(27日)です。

一般的に、長期線が0%より下の範囲で推移している場合には下降トレンド、0%より上の範囲で推移している場合には上昇トレンドと解釈します。

長期線が0%ラインを下から上に、もしくは上から下に抜けてきたらところがトレンド転換を示唆するポイントだということです。これが最も重要です。そして、短期線、長期線が指し示す方向が株価の向かう方向と解釈します。

では、具体的に見ていきましょう。

まずは、「」からです。長期線が0%ラインを下から上に抜けてきました。これは、トレンド転換の可能性を示唆しています。上段の25日移動平均線を見てみると、傾きが水平からじわじわと上向きに転じようとしています。つまり、トレンド転換の可能性を表しています。

その後は見ての通り、きれいに上昇トレンドが発生しています。この後、長期線は4月上旬まで高値圏で水平の軌跡を描いています。これは、力強い上昇トレンドを意味しています。

次は、「」と「」を見てみましょう。長期線は80%以上の水準で水平に推移しています。これは上昇トレンドであることを表しています。

短期線はマイナス60%のところまで下落して、切り返しています。この部分の日足チャートを見ると、25日移動平均線までの調整を演じています。つまり、絶好の押し目を作っていることがわかります。

RCIの短期線をエントリーのタイミングとして使うならば、短期線が下落からくいっと上昇に切り返したところです。もちろん、この時に25日移動平均線のサポートを確認できれば、安心してエントリーできます。

さらに、「」を見てみましょう。今度は、長期線が0%ラインを上から下に抜けてきました。これは、トレンド転換の可能性を示唆しています。上段の25日移動平均線を見てみると、傾きが水平になっています。

トレンド転換する可能性はありますが、現時点ではちょっと微妙です。移動平均線などの動きを見ながら、エントリーチャンスを待ちたいところです。

最後に、「」を見てみましょう。短期線が大きく上昇して、がっくりと下落に転じてきたところです。しかも、長期線はマイナス圏半ばで推移しています。下降トレンドが発生しているのであれば、戻し局面と考えられ、売りを仕掛ける局面です。

日足チャートを確認すると、25日移動平均線近辺からの下落で、5日移動平均線は『がっくりチャート』になっています。

しかも、25日移動平均線はじわじわと下向きに転じて、トレンド転換を示唆しています。絶好のエントリーチャンスです。そして、翌日から本格的な下降トレンドが発生しています。

実践では、「」、「」のポイントで相場の状態を読み、さらに5日移動平均線と25日移動平均線とで上手くタイミングを取り、トレンド転換の初動でエントリーしたいものです。

次は4183三井化学の日足チャートを見てください。

先ほどの6305日立建機の上昇トレンドとは異なり、下降トレンドになっています。

では、順番にポイントとなる所を見ていきましょう。

ますは、「」からです。RCIの長期線が0%ラインを上から下に突き抜けてきました。トレンド転換の可能性がある局面です。日足チャートを見てみると、25日移動平均線の傾きは水平なので、ここからトレンドが出るかどうかという局面です。

ただ、5日移動平均線が『がっくりチャート』なれば、売りエントリーしてもよいでしょう。もし、再度5日移動平均線、25日移動平均線をブレイクアップしてきたら、ロスカットすればいいだけですから。

ちなみに、この4183三井化学の場合は、ここから下降トレンドが発生しました。

次は、「」と「」を見てみましょう。長期線はマイナス80%ラインよりも下で水平に推移しています。これは強い下降トレンドを表しています。「」と「」では、短期線はプラス60%のところまで上昇して、反落しています。

この部分の日足チャートを見ると、25日移動平均線までは届いていないものの、反発局面となっています。

RCIの短期線をエントリーのタイミングとして使うならば、短期線が上昇からがっくりと下落に切り返したところです。もちろん、この時に25日移動平均線がレジスタンスラインにとして機能していることが確認できれば、安心してエントリーできます。

今度は、「」を見てみましょう。「」、「」と同じ様な局面です。しかも、25日移動平均線近辺まで値を戻しています。しかし、「」においては、長期線が上昇し始めています。これは、下降トレンドが弱くなってきていることを表しています。

しかも、5日移動平均線と25日移動平均線の乖離が小さいので、ここから少しでも上昇を始めるとすぐにゴールデンクロスとなります。「」近辺で、新規売りを仕掛けたとしても、ちょっと気をつける局面です。

さらに、「」を見てみましょう。長期線が0%ラインを超えてきたので、トレンド転換の可能性が高くなってきました。

」近辺で売りエントリーしているのなら、ロスカットを考える局面です。5日移動平均線が『くいっとチャート』になった時に、機械的にロスカットです。また、ロスカットと同時に、新規で買いエントリーすることも可能です。

結局、「」でトレンド転換を期待するも上昇が続かず、25日移動平均線も水平のまま、小幅な値動きになってしまっています。

」では、RCIの短期線、長期線とも80%を超える高値圏からの下落となっています。しかも、ローソク足は25日移動平均線を割り込んできました。このタイミングで売りエントリーするのもとても面白いです。

最後に、「」を見てみましょう。「」でトレンド転換のサインが点灯していますが、25日移動平均線を見ると、すでにトレンド転換しています。新たに売りエントリーしもいい局面です。仕掛けたら、あとは買い戻しのタイミングまで引っ張ってみましょう

MACDでトレンドを先読み

MACDとは

MACDとは、「Moving Average Convergence Divergence trading method」の略で、「移動平均収束拡散法」と呼ばれています。呼び方は、「マックディー」です。

MACDは、2本の移動平均線を使い、相場の周期とエントリーのタイミングを把握しようとするテクニカル指標です。ただ、一般的な移動平均線を使うのではなく、直近の株価に重みをおいた、「平滑平均」を使うところに特徴があります。

MACDは、MACDとシグナルという2本の線を利用して相場の方向性を予測していきます。難しい話は省略して、実際に使い方を見ていくことにしましょう。

MACDの使い方は、5日移動平均線と25日移動平均線の使い方とほとんど同じです。と言いますか、ここがミソです。MACDは、少しの値動きで敏感に反応するので5日移動平均線、シグナルは比較的緩やかな動きをするので25日移動平均線と考えてください。

こういう読み方をすれば、MACDの本質は、タイムスパンの違う2本の移動平均線の変化をみることによって、トレンド転換を先読みしようとするためのテクニカル指標である、ということが見えてきます。

また、MACDやシグナルが指し示している方向が、株価が進もうとしている方向と考えます。つまり、買いエントリーする場合はMACDが、もしくはMACDとシグナルの両線が上を向いている必要があります。

MACDを利用して、トレンドを把握する方法はとても簡単です。MACD、シグナルがゼロラインより上で推移していれば上昇トレンド、ゼロラインより下で推移していれば下降トレンドと判断します。

ゼロラインを基準に、トレンドを判断することができるということは、このゼロラインがトレンド転換の際の重要な節目になるということを示しています。この節目を認識しておけば、より信頼性の高いエントリーポイントを探すことができます。

MACDの実践的利用法

7202トヨタ自動車の日足チャートを見てください。下段がMACDです。ゼロラインに水平にラインを引っ張っています。

まずは、「」を見てください。MACDがゼロラインを下から上に抜けています。トレンド転換が期待できる局面になりました。

その後に遅れて、シグナルがゼロラインを下から上に抜けています。これが「」のポイントです。トレンド転換の確率がぐっと上がってきました。

」から「」の間の日足チャートを見ると、5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスが完了し、25日移動平均線の傾きは緩やかですが上向きになっています。
その後の動きとしては、株価は25日移動平均線まで調整後、そこから本格的な上昇トレンドとなっています。その初動のポイントが、MACDとシグナルがクロスしている「」です。しかもゼロラインから上向きになる可能性が高いです。

※MACDとシグナルの拡大図

」の時点の日足チャートを見てみると、25日移動平均線は上向きとなり、しかも5日移動平均線は『くいっとチャート』になっています。絶好の買いエントリーポイントです。

MACDの本質は、タイムスパンの違う2本の移動平均線の変化をみることによって、トレンド転換を先読みしようとするためのテクニカル指標である、とするなら、「」のポイントが絶好のエントリーポイントになっていることが分かります。

ここでは、MACDとシグナルがゴールデンクロスをしています。つまり、このポイント「」がトレンド転換の可能性を示唆しているのです。

確かに、日足チャートを見れば、25日移動平均線が下向きで、下降トレンド継続中となっていますので、場合によっては、トレンド転換せずに25日移動平均線までの反発となるかもしれません。

このゴールデンクロスに注目するということは、トレンド転換を先読みするということです。上手くいけば大きな利益につながりますが、それが空振りに終わる可能性もあります。従いまして、このあたりは注意する必要があります。

この局面で重要なのは、25日移動平均線をブレイクアップするかどうかです。買いでエントリーしたのなら、25日移動平均線近辺の値位置に来た時には、ブレイクアップした場合とレジスタンスとなり反落した場合の2つのシナリオを用意しておく必要があります。

さもないと、思惑が外れた場合、訳も分からずダマシにあったと嘆く連中と同じになりますから。

最後に、もう2つだけ付け加えておきます。ひとつは、トヨタ自動車を例にとり、下降トレンドから上昇トレンドへの転換時の解説をしましたが、上昇トレンドから下降トレンドへの転換時でも全く同じことが言えるということです。

もうひとつは、「」でのエントリーポイントです。もう少し早くエントリーしたいのなら、MACDが『くいっとチャート』になった時です。これをフライングエントリーと呼んでいますが、究極のエントリーポイントです。

ストキャスティクスは上手く組み合わせよう

ストキャスティクスとは

ストキャスティクスとは、「売られ過ぎ」や「買われ過ぎ」を判断して、株価の反転するタイミングを把握しようとする指標です。

楽天証券のマーケットスピードでは、ノーマルストキャスティクスとスローストキャスティクスの2種類があります。%K、%Dという2本ラインを組み合わせたものをノーマルストキャスティクスといい、%Dとslow%Dという2本のラインを組み合わせたものをスローストキャスティクスといいます。

ノーマルとスローは期間の取り方が違うだけで、指標の見方は同じです。値動きに敏感に反応して売買サインが素早く出るのがノーマルで、値動きが緩やかで売買サインがゆっくりと出るのがスローになります。

ノーマルストキャスティクスとスローストキャスティクス、どちらを使えばいいか悩む人も多いと思います。どちらか迷っているならスローストキャスティクスを利用しましょう。

なお、ストキャスティクスは逆張り指標の代表格ですが、他のテクニカル指標と合わせて順張り的に使うのが有効です。難しい話はこれぐらいにして、それでは実際に使い方を見ていくことにしましょう。

スローストキャスティクスは、0~100%という数値で、売られ過ぎ、買われ過ぎを表しています。売られ過ぎ(安値圏)の下限を0%、買われ過ぎ(高値圏)も上限を100%であると判断します。

スローストキャスティクスでは、%D、slow%Dという2本ラインを使います。考え方としては移動平均線と同じです。%Dは動きが早いので5日移動平均線と考えます。これに対し、slow%Dは動きが遅いので25日移動平均線と考えます。

また、%D、slow%Dが指し示している方向が、株価が進もうとしている方向と考えます。つまり、買いエントリーする場合は、%Dやslow%Dが上を向いている必要があります。
反対に、売りエントリーする場合は、%Dやslow%Dが下を向いている必要があります。

一般的に、%Dとslow%Dのクロスするところが、エントリーポイントになります。つまり、%Dがslow%Dを下から上に抜いたら買いサイン、反対に%Dがslow%Dを上から下に抜いたら売りサインとなります。

特に意識したいのが、10%以下と90%以上のレンジです。10%以下での買いサイン、90%以上での売りサインは、ストキャスティクスのみを単独使用しても、それなりに信頼性が高くなります。ただ、ストキャスティクスはダマシが多いため、他の指標と組み合わせる必要があります。

ストキャスティクスの実践的利用法

7202トヨタ自動車の日足チャートを見てください。

日足チャート期間に関しては、上昇トレンド中なので10%以下に注目します。ポイントは、「」と「」です。

まずは、「」から見てみましょう。%Dとslow%Dともに10%以下となり、その後ゴールデンクロスしています。買いサイン点灯です。

しかし、日足チャートを見てみると、25日移動平均線は水平でもみ合いとなっています。トレードという観点からは、どう見ても見送りと言えます。

次は、「」を見てみましょう。%Dは9%台に突入して来たのですが、slow%Dは10%を割り込まずという局面から、ゴールデンクロスして買いサインが点灯しています。日足チャートを見ると、しっかりと25日移動平均線にサポートされた後、再度上昇に転じています。絶好の押し目のタイミングを教えてくれたわけです。

でも、これって25日移動平均線を見れば十分ではないか?という疑問が出てきます。その答えはといいますと、「はい、その通りです」と言うことになります。

以上をまとめると、ストキャスティクスでエントリーのタイミングを見つけようとしてはいけません。あくまでも補助的に利用してください。そんな意味を込めて、ストキャスティクスは上手く活用しましょう。

テクニカル分析のまとめ

書店に行けば、テクニカル分析を使えば簡単に勝てる、というような書籍が並んでいるように思えます。単純にテクニカル指標の数値に従ってトレードして勝てるなら、みんな大金持ちになっています。

テクニカル分析の世界では、あくまでも主たる分析対象は日足チャートです。従としてテクニカル指標を使うのです。ここを間違えてはいけません。テクニカル指標を極めても多少は勝てるかもしれませんが、大きな利益を積み重ねていくことにはつながりにくいです。

では、どのように使えばよいのかと言いますと、日足チャートを基本に、複数のテクニカル指標を相互補完的に使うのが最も効果的だと思われます。

ただし、本サイトでは複合的な利用の仕方を解説し過ぎると、ちょっとややこしくなるので、日足チャートとそのテクニカル指標を組み合わせて解説しています。最終目的は日足チャートとテクニカル指標の同時俯瞰です。

一般的な書籍には書いていない利用方法や勝てるエントリーポイントについてもしっかりと解説しようと書いていますので、もうしばらくお待ちください。

チャートはチャートパターンを認識すれば簡単に勝てるのだ

株の勉強をしている途中で、必ずチャートパターン分析に出くわすことになります。いわゆる、三角持ち合いとか、ヘッドアンドショルダー(三尊天井)、ダブルボトムとか、ですね。

チャートパターン分析はフォーメーション分析とも言われ、過去にも同じようなパターンが存在し、しかも値動きが読みやすいので、我々個人投資家からすると、絶好のチャンスとなります。

実は別記事で、このような大きな利益が狙えるチャートパターン10選を詳細に解説していますので、詳しくはそちらをご覧ください。

チャートパターン分析で大きな利益(天井・大底)が狙える厳選10パターン!

まとめ

株のチャートの見方、如何でしたでしょうか?

株を始めたの良いけど、どこから始めたらいいのか?
実際に株の売買を始めたのは良いけど、勝てない・・・
溢れる株情報に振り回されて、どうしたら良いのかわからない・・

あちこちの内容をマスターしないといけないですが、何度も何度も読み込んでくださいね。必ず、勝てるようになりますから!!

そうそう、トレードのエッセンスをギュッとまとめた書籍がこちらです。じっくりと読み込みたい方はこちらをどうぞ。超おススメです。


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尾崎式史

1969年大阪生まれ。 月に一度のペースで行くバンコクでも相場から目を離さないという相場好きである。 寝ても覚めても相場のことしか考えていないようだが、近いうちに塾生さんといく海外セミナーを目論んでいる。 大阪北新地界隈、バンコク によく出没する。