大学生から始める株式投資

株式投資は大学生から始めよう!

大学生なんだけど株式投資は出来るのだろうか?

ズバリ答えよう!大学生でも専門学校生でも、株式投資は出来るのだ!

というか、株式投資は大学生から始めるのがベストなのだ!!

なぜなら、頭の柔らかい学生のうちから始めた方が、株式投資の世界は絶対有利ですから。

学生たちよ、スマホゲームよりマネーゲームだ!

大学生を子供に持つ友人や投資スクールのメンバーには、「スマホゲームではなくマネーゲームをさせろ!」ってよく言います。

ちょっと前には、老後を快適に過ごすには、「2000万円、3000万円の貯蓄が必要」というような議論もあり、大学生のうちから動かなければと、ちょっと不安ですよね。

そもそも、この議論の真意は株式投資で運用しろってことなんです。

ならば、大学生、専門学校生のうちから準備しておけば問題ありません。というか、早くから始めれば、株式市場から大きな利益を手にする可能性が高いです。

しかも、株式投資の勉強を大学生、遅くても20代のうちからしておけば、投資に強くなるだけでなく、お金の使い方もうまくなります。

なので、スマホゲームではなくマネーゲーム、そう株式投資なのです。

大学生でもアルバイトから株式投資のヒントはたくさん得ている

学生が株式投資をするには、最低限の投資資金をアルバイトでためるのが一般的ですね。もちろん、両親が株式投資に協力的で資金援助してくれたら最高ですが。

でも、単にお金を貯めるだけでアルバイトしたらもったいないですよ。

どういうことか?

例えば、飲食店でのアルバイトを考えてみよう。業種・業態によって異なりますが、来客数や客単価の推移を観察するだけで、景気の先行きにアタリをつけることが出来るのです。

これって、株式投資に生きてくるのです。つまり、利益につながるってことです。

頭が柔らかい学生のための株式投資勉強法

では、どこから株式投資の勉強をすればよいのか?

この疑問応えるべく、大学生でも株式投資が出来るようになるための手順を解説しました。

もちろん、このブログを読んだだけで簡単に勝たしてくれないのが株式市場なんですが、勉強すべき方向性を解説しました。

なので、余計な時間や余計な損失は避けれますので、しっかりと読み込んでくださいね。

勝てる知識を最優先して利益を出しながら勉強しよう

株式投資をやったことがないので、まず最初にすべきは「大学生 株式投資」でググりますよね。

でも、情報量は溢れて、詳しく調べても、投資の専門家や投資ブログをやっている人たちがいろんなことを言っており、やるべきことがたくさん見つかりますが、反対に迷います。

ファンダメンタルズ分析が最重要だとか、テクニカル分析以外は使えないとか、四季報の読み込みが絶対必要とか、ローソク足の足型は必ず押さえておけとか、、、

しかし、そんな固定観念にガチガチに縛られて、頭の動きを不自由してはいけませんよ。

最終的にはこれらのモノをすべて取り込んで、しなやかに動けば良いのです。なといっても頭が柔軟な大学生なんだから。

そうやって蓄えた投資力は、我々に大きな収益機会を与えてくれますから。

でも、全くの株式投資初心者なら、どこから始めたらいいのか、いくら考えてもわかりません。

そこで、初めて株式投資に挑む大学生におすすめする、勝てるようになるため最短カリキュラムを紹介しましたので、ぜひ気合を入れて読み込んでください。

大学生でも証券会社で口座開設できる

ここで、気になるのが証券会社の口座開設についてです。実は、大学生でも株式投資のための口座開設は可能です。

20歳以上であれば、大学生だけでなく、専門学校生でも口座開設でき、自由に取引することが可能です。

なので、これから先を読み進む前に、ぜひ証券口座を開設しておきましょう。おすすめの証券会社としては、まずはSBI証券とマネックス証券の2つで十分です。

それ以外もお気に入りがあれば、同時に申し込んでおくと手間が省けますね。

株の基本であるローソク足の見方から

チャートとは、株価の値動きを表したグラフの事をいい、罫線とも言われます。このチャートを形成しているのが、ローソク足です。

ローソク足は、始値、終値、高値、安値の4つの値を使ってグラフ表示されています。

ローソク足は上記の図のように、ある期間の始値、終値、高値、安値の4つを四角と線で表したもので、始値と終値で四角を作り、高値と安値を「ヒゲ」と呼ばれる線を引くことで作られています。

始値より終値が高いときに四角は【白く】表示され、これを「陽線」と言います。これに対し、始値より終値が安いときに四角は【黒く】表示され、これを「陰線」と言います。

例えば、陽線を付けた時の値動きは次のようになります。

このようにグラフ表示させることによって、一目見ただけで、その日の値動きを把握することが出来るというわけです。

ローソク足の名称を覚えよう

ローソク足には様々な形がありますが、これら1つ1つは株価の需給関係を表しています。そこから読み取れる投資家心理を掴みましょう。

ただし、ローソク足が集まって、チャートが出来上がるわけですから、1つのローソク足だけで株価動向を正確に把握することはできません。この点は、しっかりと認識してください。

では、ローソク足の種類や特徴を見ていきましょう。

陽線パターン

陽の丸坊主(大陽線)
寄付から買われ、大幅高でその日の高値で引けた足です。安値で出現すれば転換の可能性が高まり、高値で連続出現すると高値警戒感が必要になります。

陽のコマ(小陽線)
上昇はしたものの、実体の値幅が小さかった足です。方向性がハッキリしていないもみ合い局面によく出現します。また、このようなチャートは比較的出来高が少なくなる傾向があります。

下影陽線(小陽線)
下ひげが長く、実体の値幅が小さかった足です。安値の位置で出現すれば反発や底打ちが期待できます。

上影陽線(小陽線)
上ひげが長く、実体の値幅が小さかった足です。高値の位置で出現すると天井の可能性が高く下落する可能性が高いです。

陰線パターン

陰の丸坊主(大陰線)
寄り付きで高値をつけ、安値引けとなった足です。最も弱気を示す指標とされていますが、下落過程で出たときは底入れを示すこともあります。

陰のコマ(小陰線)
下昇はしたものの、実体の値幅が小さかった足です。方向性がハッキリしていないもみ合い局面によく出現します。またこのようなチャートは比較的出来高が少なくなる傾向があります。

下影陰線(小陰線)
下ひげが長く、実体の値幅が小さかった足です。安値の位置で出現すれば反発や底打ちが期待できます。

上影陰線(小陰線)
上ひげが長く、実体の値幅が小さかった足です。高値の位置で出現すると天井の可能性が高く下落する可能性が高いです。

十字線パターン

足長同時線(十字線)
上下に値動きしたものの、結局始値と終値が同じになった足です。売り買いが共に交錯している状態になります。相場の転換点で現れることが多いです。

トンカチ(十字線)
寄付き後、大幅に下落したものの始値と同値で引けた足です。高値の位置で出現すると買い上がる力が衰えてきていると判断するこができ、安値の位置で出現すると反発を期待できます。

トウバ(十字線)
寄付き後、大幅に上昇したものの売りに押され、結局始値と同値で引けた足です。高値の位置で出現した場合、目先天井になる可能性が高いです。

ここで紹介したローソク足の種類は、ほんの一部であり、その他にも色々な種類のローソク足が存在します。ですが、大きく分類すると上記で紹介した、どれかの形に当てはまることが多いです。

ローソク足の組み合わせだけで相場が読めるという訳ではありません。ローソク足の基本的な知識も総合的判断のひとつになるということでです。

チャートの動き方を把握しよう

ローソク足を集計することによって、チャートが作られます。ただ、ひとつのローソク足を、どの期間で作成するのかによって、チャートの呼び方が変わってきます。

数分ごとに、作っていく「分足チャート」、1日ごとに作っていく「日足チャート」、一週間ごとに作っていく「週足」、一ヶ月ごとに 作っていく「月足チャート」という4つの期間で表示することができます。

よって、短期投資であれば分足、日足を利用し、長期投資であれば、週足、月足を利用するなど使い分けてください。

株価というのは、上がったり、下がったりを繰り返しながら、チャートを作ってきますが、チャートパターンとしては、上に行くパターン、下に行くパターン、およびもみ合いパターンの3種類あります。

【上昇トレンド、下降トレンド、持合相場】

○ 上昇トレンドとは、波を作りながらも株価が上に進んでいるもの
○ 下降トレンドとは、波を作りながらも株価が下に進んでいるもの
○ 持合相場とは、上下に波を作りながら動いているが、どちらにも動かず横に進んでいるもの

上記のチャートを見てください。上昇トレンド、下降トレンド、持合相場が作られているのがお分かり頂けると思います。チャートは、この3つのパターンの組み合わせによって、作られています。

基本的な考え方として、上昇トレンドでは買い、下落トレンドでは売り、持合相場ではエントリーせずに休む(他の動いている銘柄を狙う)というのが鉄則になります。

相場の節目を見極める

相場には節目といわれる、重要なポイントとなる部分があります。この節目を見極めることによって、今後の株価の方向性をより正確に認識することができます。

節目とは、多くの投資家に強く意識されている値位置ことを言います。具体的には、25日移動平均線上の株価、前回高値、前回安値、トレンドラインなど、株価が反転する可能性のある値位置のことを、節目と呼んでいます。

この節目ですが、実践のトレードにおいては、サポートラインやレジスタンスラインになることが多いのです。つまり、このような値位置でエントリー、エグジットをするのです!

サポートラインとは、下値支持線とも言われますが、これより下へ株価が行きにくいという値位置になります。ですから、サポートライン付近まで株価が下落してきたら、そこから反転して株価が上昇に転じやすいということになります。

これに対し、レジスタンスラインとは、上値抵抗線とも言われますが、これより上に株価が行きにくいという値位置になります。ですから、レジスタンス付近まで株価が上昇してきたら、そこから反落して株価が下落に転じやすいということになります。

この節目は、チャート上に多数存在します。特に、初心者が意識すべき節目は、次の3つです。トレードをする上で、死んでも忘れないで下さい!(笑)

○ トレンドライン
○ 前回高値、前回安値
○ 5日移動平均線・25日移動平均線

節目を見極めてトレードすることによって、パフォーマンスはグーンと上昇します。実践トレードでは、このことを実感すると思います。

トレンドラインで節目の把握

トレンドラインを引くことは、チャート分析の基本中の基本であり、勝ちトレードしている多くの方が利用しています。しかし、その反対に、バカにしている人が多いのも事実です。私から言わせれば、利用価値を見出せない彼らの方がバカです!(笑)

トレンドラインとは、チャートにラインを引いて、今後の値動きを予想しようとするものであり、安値と安値を結んだ線を下値サポートラインと言い、高値と高値を結んだ線を上値レジスタスラインと言います。

それでは実際に見ていくことにしましょう。

上記の上昇トレンドのチャートを見てください。トレンドラインの引き方は、赤丸で表示した安値と安値、高値と高値を結んでトレンドラインを引きます。なるべく、平行に引くのがポイントです。

何か気付きましたか?そう!エントリーポイントは、株価がトレンドライン上に来た時です。下値サポートライン上なら買いエントリー、上値レジスタスライン上なら売りエントリーとなります。

かなり使えるでしょう!もっと詳しい内容はこちらからどうぞ。

トレンドラインの引き方

前回高値、前回安値も節目として機能する

前回高値、および前回安値も節目としてしっかりと機能します。それでは下記のチャートを見てください。

前回高値、前回安値の値位置から、赤で横線を引いてあります。上記の図を見ていただければ一目瞭然ですが、過去の高値と安値の部分も節目としてしっかり機能していることが、お分かり頂けると思います。

上記の赤丸が、レジスタンスとして機能した部分を表しており、緑丸はサポートとして機能した部分を示しています。このレジスタンスライン、サポートラインというのは、とても重要なことがわかります。しっかりと、節目というものを意識して下さいね。

面白いことに、上昇トレンドで株価が上昇している過程で、前回高値であるレジスタンスライン(上値の節目)を上にブレイクアップして上昇すると、ブレイクをした途端、今まで上値の壁として立ちはだかっていた壁が、今度は下値を支えるサポートラインとして機能するようになります。

トレンドライン同様に、前回高値、前回安値はエントリーポイントとしても使えます。

移動平均線を理解しよう

移動平均線とは、ある一定期間の株価の平均値を毎日計算し、それをチャート上にプロットし グラフ化したものです。毎日、平均値が移動していくことから、移動平均線と呼ばれています。

どれだけの期間を取るかによって、呼び方が変わります。例えば、5日移動平均線、25日移動平均線、13週移動平均線、26週移動平均線などですね。

移動平均線は、株価のジグザグの振れを滑らかにし、トレンドを示してくれるテクニカル指標です。移動平均線をうまく使いこなせるようになると、これだけで利益を叩き出せるようになります。

では、どの移動平均線を使えばいいのか?

これは、自分のトレードスタイルによって異なります。ただ、スイングトレードということを前提にすると、5日移動平均線、25日移動平均線をベースに利用するのがいいでしょう。

【一般的によく利用されている期間は次の通り】

○ 日足チャートでは5日(短期)、25日(中期)、75日(長期)
○ 週足チャートでは13週(短期)、26週(中期)、52週(長期)
○ 月足チャートでは9月(短期)、24月(中期)、60月(長期)

平均をとる期間を短くすれば短くするほど、目先の細かい値動きにも敏感に捉えることが出来るようになります。反対に、長くすれば長くするほど、目先の細かい値動きにとらわれない大きな流れの動きをとらえる事ができます。

移動平均線の具体的な使い方は、次の4つです。どれも当たり前のことですが、これを実践するのがかなり難しいです。

○ トレンドの方向性を把握する
○ 2本の移動平均線を利用した売買シグナル(ゴールデンクロス・デッドクロス)
○ 株価と移動平均線を利用した売買シグナル(グランビルの法則)
○ 5日移動平均線を売買タイミングの道具として利用する方法

もっともっと深掘りする必要がありますので、詳細はこちらを読んでください。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

5日移動平均線と25日移動平均線との関係

※東京での株式投資セミナーの様子

移動平均線を利用して、トレンドの方向性をしっかりと確認することは、とても重要です。しかも、5日移動平均線と25日移動平均線との両線を上手く使うことができれば、これだけでかなりの利益を稼ぐことが出来ます。知らなかったという方は、今ここで、しっかり覚えてください。

上昇トレンド中は、5日移動平均線が25日移動平均線よりも上にあり、しかも25日移動平均線は上向きです。5日移動平均線が、上向きの時は、ローソク足は5日移動平均線の上にちょこっと腰掛けるように推移していきます。

そして、ぐいぐいと株価が上昇してくると、5日移動平均線の 傾きは大きくなり、25日移動平均線との乖離(5日移動平均線と25日移動平均線との距離)が生じます。

そうすると、今度は過熱感(上昇しすぎた感じ)を冷ますために、25日移動平均線との乖離を埋めるべく、5日移動平均線は下向きになります。調整と呼ばれるヤツですね。

では、過熱感を冷ますために、株価はどこまで下げるのか?それは、25日移動平均線、もしくは、25日移動平均線近辺です。上昇トレンドが継続しているのなら、25日移動平均線という節目が、サポートラインとして機能するわけです。

ということは、25日移動平均線がサポートラインとして機能するのであれば、5日移動平均線が25日移動平均線に近づいてきて、接近し、そこから再度上昇に転じた時に、エントリーするのがベストですね。

通常、5日移動平均線と25日移動平均線の両線は、くっついては離れ、くっついては離れして、トレンドを形成していきます。近づき過ぎれば離れたくなり、離れれば近づきたくなる。ある意味、男女間の関係に似ているかもしれませんね・・・。 (爆)

これに対し、下落トレンド中は、5日移動平均線が25日移動平均線よりも下にあり、しかも25日移動平均線は下向きです。5日移動平均線が下向きの時は、ローソク足は5日移動平均線の下にぶら下がるように推移していきます。

そして、ドンドンと株価が下落してくると、5日移動平均線の傾きは大きくなり、25日移動平均線との乖離(5日移動平均線と25日移動平均線との距離)が生じます。

そうすると、今度は、25日移動平均線との乖離を埋めるべく、5日移動平均線は上向きになり、上昇してきます。反発とか、戻し局面と呼ばれるヤツですね。

では、株価はどこまで上げるのか?

それは、25日移動平均線、もしくは、25日移動平均線近辺です。下落トレンドが継続しているのなら、25日移動平均線という節目が、レジスタンスラインとして機能するわけです。

ということは、25日移動平均線がレジスタンスラインとして機能するのであれば、5日移動平均線が25日移動平均線に近づいてきて、接近し、そこから再度下落に転じた時に、空売り(信用取引)でエントリーするのがベストですね。

以上が移動平均線を利用してのトレンドの判断方法になります。

下記に上昇トレンドのチャートを紹介します。

移動平均線は、平均値をとって方向性を確認していますので、上昇トレンドの場合は上記のチャートのようにまずは株価が先行して上昇し、後を追いかけるように短期線、中期線、長期線という順番で後を追いかけるように上昇して行くことになります。

もちろん、下降トレンドの場合は、全く逆の順番になります。

また、移動平均線はトレンドの方向性を示しているとともに、ある一定期間にこの銘柄を取引した大勢の投資家の平均買いコストを示していると判断できます。平均値を求めているので当然と言えば当然ですが・・・・!

移動平均線より株価が上に推移していれば、儲かっている投資家が多く、下に推移していれば損をしている投資家が多いと判断することができます。

このような事から、移動平均線より株価が下に位置している局面では、株価が上昇するのに 伴って損をしている投資家が売ってくるため上値が非常に重くなります。

エントリーする場合は、移動平均線より株価が上にある上昇トレンドのものを選ぶようにしましょう。もちろん空売りの場合は下降トレンドのものにエントリーするようにしてください。

3本の移動平均線を利用した売買シグナル(ゴールデンクロス・デッドクロス)

チャートの中の移動平均線には、日足チャートなら、通常、5日移動平均線(短期線)、25日移動平均線(中期線)、75日移動平均線(長期線)の3つの移動平均線があります。これらの移動平均線が、お互い交差した状態を「ゴールデンクロス」「デッドクロス」と言います。

上記図の赤丸の部分が、それぞれゴールデンクロスとデッドクロスを表しています。

自分の投資スタンスによって異なりますが、一般的には短期線として5日移動平均線、長期線として25日移動平均線が使われることが多いです。

とすると、5日移動平均線(短期線)が25日移動平均線(長期線)を下から上に突き抜けること(ブレイクアップ)をゴールデンクロスと言い、下降トレンドから上昇トレンドへの転換サインになります。

反対に、5日移動平均線(短期線)が25日移動平均線(長期線)を上から下に突き抜けること(ブレイクダウン)をデッドクロスと言い、上昇トレンドから下降トレンドへの転換サインになります。

一般的には、ゴールデンクロスは買い、デットクロスは売りと言われていますが、必ずしもそのように動くとは限りません。というか、ちょっとしたコツが必要になります。なので、飛びつきは厳禁ですよ。

なお、移動平均線分析についてもっと知りたいという方は、こちらをご覧ください!

5日移動平均線を売買タイミングの道具として利用する

5日移動平均線は、勝ち続けている投資家なら、必ず注目している指標です。つまり、この5日移動平均線を無視してトレードをすると大きな損失を被ることになります。

5日移動平均線は、ただ単に、目先の株価の動きを読むだけに利用されていると思っている方も多いです。実際は、売買タイミングを見計らうツールとして利用することができます。

つまり、5日移動平均線はサポートライン、レジスタンスラインとしての役割を果たすことが多いので、これを利用しようというのです。

まずは、エントリーするにあたり、5日移動平均線の向きを確認します。そして、5日移動平均線が指し示している方向が、今後株価が進んで行く方向と考えます。つまり、5日線が上向きなら株価は上昇、下向きなら下落していくと考えるのです。

5日移動平均線が、上向きの時は、ローソク足は5日移動平均線の上にちょこっと腰掛けるように推移していきます。反対に、下向きの時は、ローソク足は5日移動平均線の下にぶら下がるように推移していきます。

現在、ホールド中の銘柄があるとすれば、その銘柄のチャートを見れば、5日移動平均線が上向きになっていないといけません。下向きなのにホールドを続けていたら、含み損が拡大していくことになりますね。

5日移動平均線を利用した売買タイミングですが、5日移動平均線がクィッと上向きになったときがエントリータイミングになります。

このような5日移動平均線がクィッと上向きになったチャートをくいっとチャートと呼んでいます。

言葉で説明しただけでは、くいっとチャートがどのようなチャートかピンとこないと思いますので、今から実際のチャートでくいっとチャートを2銘柄を表示していきます。

上記図のようなチャートがくいっとチャートです。5日移動平均線を確認してください。きれいに5日線がクイッと上を向きになっているのがお分かり頂けるでしょう。

このような銘柄をターゲットにエントリーをしていくわけです。

それでは、今から実際のくいっとチャートで5日線エントリータイミングを考慮に入れながらグランビルのパターン①~④と照らし合わせて説明していきます。

《 グランビルの法則 買いの第1段 》

移動平均線が長期間下落、または横ばいで推移した後、株価が上昇に転じ移動平均線を下から上に突き抜けた場合は買い。

まずは、株価が移動平均線を下から上に突き抜けたときです。25、75日線が水平(横ばい)で推移している状態で、株価が上昇に転じて5日移動平均線をブレイクアップしています。同時に、5日移動平均線はクィッと上向きに転じています。

上記の赤丸(チャート中央部)の部分が、エントリーポイントになります。エントリータイミングは少し遅れてしまいますが、緑丸のように5日線と25日線のゴールデンクロスでエントリーでも大丈夫です。

また、ブレイクアップした日の出来高に注目してください。前日に比べて出来高が2.5倍ぐらいに増えています。株価が上昇していく過程では出来高は欠かせません。株価を上昇させるエネルギーが出来高です。

基本的には、このパターンは、グランビルの法則の中で一番利益が伸びるパターンになります。このようなチャートを見つけたら要チェックです。

《 グランビルの法則 押し目買い 》

株価が移動平均線を下回った場合でも、移動平均線が上昇中の時は押し目買い。

5日移動平均線と25日移動平均線との関係のところでも書いたのですが、重要なのでもう一度!

上のチャートをよ~く見てください!上昇トレンド中は、5日移動平均線が25日移動平均線よりも上にあり、しかも25日移動平均線(ピンクの線)は上向きです。

5日移動平均線が、上向きの時は、ローソク足は5日移動平均線の上にちょこっと腰掛けるように推移していきます。そして、ぐいぐいと株価が上昇してくると、5日移動平均線の傾きは大きくなり、25日移動平均線との乖離(5日移動平均線と25日移動平均線との距離)が生じます。

そうすると、今度は過熱感(上昇しすぎた感じ)を冷ますために、25日移動平均線との乖離を埋めるべく、5日移動平均線は下向きになります。

では、株価はどこまで下げるのか?

それは、25日移動平均線です。上昇トレンドが継続しているのなら、25日移動平均線という 節目が、サポートラインとして機能するわけです。

また、再度25日移動平均線の上に顔を出す、緑丸の部分でもエントリー可能です。

ここで注意していただきたいのが、茶丸の部分になります。グランビルの法則を利用している人の多くは、押し目買い局面で、そろそろ反発するだろう!という安易な予想で、エントリーする方が多いです。

結果的には茶丸でエントリーできていれば、最高だったという事になりますが、これは、逆張りという考え方です。逆張りとは、そろそろ反発するだろうという考えのもと、株価が下落している時にエントリーする手法です。

投資を長いことやっていると分かるのですが、手法は絶対に順張り(株価が上がりだしてからエントリー)ですよ!

よって、茶丸の段階でのエントリーは、大怪我のもとになりますので注意するようにしましょう。

《 グランビルの法則 買い乗せ 》

移動平均線より上にある株価が足踏み状態の時、上昇中の移動平均線が接近し、それを割り込むことなく株価が再度上昇に転じた時は買い乗せ局面である。

上図の赤丸は、絶好の押し目パターンですね。できれば、ここでエントリーしたいものです。この手のチャートは腐るほどありますので、見つけたら追跡です。

もし、このあたりで見逃してしまったら、深い追いをせず、チャンスを待つなり、ターゲット銘柄を変えます。チャンスは、イヤというほどありますので!慌てない、慌てな~い(笑)。

9月の後半、株価は加速度的に上昇しています。株価上昇最終段階で、よく見られる上昇パターンです。ただ、急騰後は下げるものの、5日移動平均線を挟んで、行ったりしていますね。そうしている間に、25日移動平均線(ピンクの曲線)が追いついてきています。

ここが、買い乗せポイントです!正確に言いますと、5日移動平均線と25日移動平均線が最も接近したところ付近で、できれば5日移動平均線がクィッと上向きになり、ローソク足は陽線が出ていると最高ですね!赤丸のところが絶好のエントリーポイントになります。

ちなみに、緑丸の部分は、グランビルの法則で絶好の買いパターンとなっています。

《 買いパターン 自律反発の買い 》

最後に、自律反発における買いパターンを見ていきましょう。株価というのは、必ずといっていいほど5日移動平均線と25日移動平均線との乖離分を調整するために、押したり、戻したりします。自律反発はこの反発を狙いにいくわけです。

自立反発買いのポイントですが、5日移動平均線と25日移動平均線との乖離が大きい状態で、5日移動平均線が、クィッと上向きになった赤丸が、エントリーポイントです。

上記チャートの6月21日に注目してください。大きな下落途中ですが、下影陽線が出ており、出来高が 前日比の3倍ほど急増しております。

このような出来高を伴って下影陽線が出ているチャートは、含み損を抱えていた売り手が、辛抱たまらず投げてきた局面(仕方なくロスカットした)であり、この後は、売り手がいなくなることで、上昇しやすくなります。

つまり、反発する可能性が高いと読むことができます。ただし、25日移動平均線が上値を抑えることが多いので、25日移動平均線近辺で利食いましょう。

もっともっと詳しくグランビルの法則の実践的・具体的手法の解説を読みたいっ!というかたは、こちらからどうぞ。

グランビルの法則を使いこなす

スイングトレード手法の大局的思考

まずは、マクロ的な視点に立って大きな相場の判断をします。つまり、株価指数(日経平均、TOPIX、ダウ平均工業株価)を確認して、大局の相場の方向性を判断します。移動平均線などを利用すれば簡単に方向性を確認できます。

次に、マクロ的な視点で大きな方向性を確認した上で、今度はミクロ的な視点である個別銘柄に注目していきます。銘柄選び、トレードシナリオ、エントリータイミングを確認した上で、マーケットに挑みます。

基本的には、くいっとチャートを選びエントリーしていくわけですが、くいっとチャートが有効に機能しない場合が2つ存在します。

○ 地合いが悪いとき(マクロ的な視点で判断)
○ 個別銘柄に悪材料が出たとき(ミクロ的な視点で判断)

地合いが悪く、大局の相場が下降トレンドにも関わらず、注目している個別銘柄がくいっとチャートになったからといって、安易にエントリーすると損失を負ってしまいます。エントリーする時には、大きな相場が動いている同じ方向にポジションを立てることが基本になります。

要するに、大局が上昇トレンドであれば、買いからエントリーし、大局が下降トレンドであれば、売りから(空売り)エントリーするのです。

また、個別銘柄に悪材料が出たときはくいっとチャートが、思い通りに機能しませんので注意が必要です。悪材料が出たら、大きく売り叩かれてしまいますので・・・・・。

しかし、新興市場銘柄などは、悪材料が出ると、ストップ安になることも多いです。しかし、この下落が止まると反発局面になることも多いです。なので、下落はチャンスだと考えてください。

スイングトレードの仕方を簡単におさらいしましたが、このスイングトレードの手法を早くマスターし、幸せなトレードライフを満喫してください。

株の初心者がスイングトレードで勝つためにやるべきこと

まとめ

大学生から始める株式投資、如何でしたでしょうか?

大学生の株初心者の方が、いきなりトレードしても良いように、必要なエッセンスを詰め込みました。

チャート分析という世界は、相当奥が深いですが、 これだけはぜひマスターしていただきたい所を学ぶべき順番で丁寧に解説しました。

少し難しいところもありますが、頭が柔らかい大学生なんですから、ひとつずつクリアーしていただきたいです。

ということで、素敵な30代、40代、老後を過ごすために、大学生から気合を入れて株式投資と向き合いましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。