株の初心者は移動平均線の2つのエントリーポイントだけを狙おう!

投資なんて移動平均線を使ったエントリーポイントだけ大勝ち出来る!

株で利益を出そうといろいろ勉強するも、簡単すぎる移動平均線なんて使えないと考えている人が多すぎです。

でも、大間違いです!!

テクニカル指標としての移動平均線で最も重要なポイントは何でしょうか?

この本質を突いた質問にズバッて答えられる人はそんなに多くはいないです。

そう、ゴールデンクロスとデッドクロスなんです。

ゴールデンクロスとデッドクロスと言えば、投資をしている人なら誰でも知っている2本の移動平均線がクロスするポイントです。

小生が持っている1985年の発売の株本にも、「ゴールデンクロスとデッドクロス」は重要な転換点と書いてあります。

でも、実際にゴールデンクロスとデッドクロスを重要なエントリーのポイントと考えてる個人投資家はかなり少ないです。

裏を返せば、ゴールデンクロスとデッドクロスを上手く使いこなせていないということになります。

移動平均線分析では、ゴールデンクロスとデッドクロスは転換点を表していると言われます。転換点って大きな利益が舞い込むのですよ!

そんな転換点を見逃すのは、ホントもったいないです。

ゴールデンクロス、デッドクロスは使えないと言われる理由

株式投資をしているなら誰もが知っているゴールデンクロスとデッドクロス。でも、多くの人が使えないとか、使っていないとか、という感じです。

ゴールデンクロス、デッドクロスが使えないと言われる最大の理由は、だましに合うからです。

しかし、ゴールデンクロスとデッドクロスを上手く使いこなすことが出来れば、無駄なトレードが減り、勝率が上がります。そうすると、ストレスが少ないトレードが出来るようになります。

つまり、ゴールデンクロスやデッドクロスしている銘柄だけを狙いトレードすれば、年間の投資利益額は大きく上がります。しかも、ゴールデンクロス、デッドクロスしている銘柄探しは、いまやスクリーニングソフトを使えばとっても簡単です。

とすると、ゴールデンクロス銘柄、デッドクロス銘柄は時間が取れないサラリーマンの方にはもってこいの投資手法でもあります。もちろん、本業トレーダーにとっても値幅が狙える重要なエントリーポイントになります。

ゴールデンクロスとデッドクロスは相場の転換点

ゴールデンクロスとは、株価が中長期に渡って下落した後に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることをいいます。

デッドクロスとは、株価が中長期に渡って上昇した後に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることをいいます。

どちらも相場の転換点になる可能性があるという重要なポイントです。

しかし、ここでいくつかの疑問が湧いてきます。移動平均線は、日足を使うのか、それとも週足を使うのか。

日足の使うのなら、短期、長期の移動平均線は何日にすれば良いのか。週足を使うなら、短期、長期の移動平均線は何週にすれば良いのか。

実践では、得意な時間軸、もしくは自分のあったものを使うとよいでしょう。ちなみに、小生の得意な移動平均線は、短期が5日移動平均線、長期が25日移動平均線です。

どの時間軸を使おうとも、ゴールデンクロスとデッドクロスの考え方は同じです。週足を使う場合は、短期は13週移動平均線、長期は26週移動平均線を使うことが多いです。

ある程度、移動平均線やゴールデンクロス、デッドクロスを使いこなせるようになれば、3本の移動平均線を使って、大きな転換点を狙おうとしたくなるかもしれません。

3本の移動平均線を使う場合は、短期線が5日移動平均線、中期線が25日移動平均線、長期線が75日移動平均線となります。

3つの移動平均線を使っての転換点の特徴

相場の大底近辺から上昇に転じると、最初に短期線が上向きに転じます。その後、株価の上昇が続くに従って中期線である25日移動平均線が後を追います。さらに、長期線である75日移動平均線が上昇基調に転じます。

下降トレンドでは、上から長期線、中期線、短期線となっていたものが、トレンド転換が完了すると、上から短期線、中期線、長期線の順番に変わります。

3本の移動平均線を使ったらトレンド転換の過程では、中期線が長期線を下から突き抜けるところをゴールデンクロスといいます。

デッドクロスは、ゴールデンクロスの反対になります。

相場の天井近辺から下落に転じると、最初に短期線下上向きに転じます。その後、株価の下落が続くに従って中期線である25日移動平均線が後を追います。さらに、長期線である75日移動平均線が下落基調に転じます。

上昇トレンドでは、下から長期線、中期線、短期線となっていたものが、トレンド転換が完了すると、下から短期線、中期線、長期線の順番に変わります。

3本の移動平均線を使ったらトレンド転換の過程では、中期線が長期線を上から突き抜けるところをデッドクロスといいます。

慣れるまで3本の移動平均線はちょっと難しいかもしれませんが、ぜひ実践で試してみてください。

相場の転換点となる可能性もあるゴールデンクロス、デッドクロスを知ってしまえば、すぐにでも大勝ち出来そうな感じがしますね。

しかし、使えるゴールデンクロス、デッドクロスもありますが、使えないデッドクロス、ゴールデンクロスもあります。

これを見分けるのが我々個人投資家の仕事でもあります。

ゴールデンクロスとデッドクロスはだましに合う!と言われる本当の理由

証券会社の株式投資セミナーに呼ばれてお話をすることも多いのですが、必ずと言っていいほどセミナー参加者の皆様にゴールデンクロスとデッドクロスについての質問します。

「移動平均線分析でゴールデンクロスとデッドクロスを重要なポイントとして認識しますか?」

ひと昔前の話ですが、セミナーに100名の受講生がいるとしたら、ゴールデンクロスとデッドクロスをエントリーポイントとして考えている人は多くても5人ぐらいです。不思議なくらい多くの人はゴールデンクロスとデッドクロスを信用していません。

もちろん、残りの95名の人はゴールデンクロスもデッドクロスも知っています。しかし、「ゴールデンクロスとデッドクロスはだましが多いので使えないよね」と言います。

本当にゴールデンクロスとデッドクロスはだましが多いのか?

本当にゴールデンクロスとデッドクロスはだましが多いのだろうか?という疑問が湧きます。

過去のチャートを片っ端から確率的、統計的に検証した訳ではありませんが、だましはそんなに多くはないです。正確には、自分がゴールデンクロス、デッドクロス時にエントリーしたにも関わらず、ロスカットになった記憶が焼き付いているからです。

確かに、一般的に言う「ダマシ」はあるのですが、それは相場の動きであり、だましではありません。負けたから、トレンドが転換しなかったから、それをだましと判断するのは間違いかなと思います。

相場の世界、ダマされる方が悪いとも言われます。なので、我々は相場に振り回されないようにしっかりと値動きを観察し、上手くゴールデンクロスとデッドクロスを使いこなしたいものです。

では、多くの人がゴールデンクロスとデッドクロスはだましに合うので使えないと言われる本当の理由は何だと思いますか?

マクロ環境分析を無視しているからです!

本当のゴールデンクロスなのか、本当のデッドクロスなのか、それともだましなのか、これを判断する際の重要ポイントは、マクロ環境分析なのです。マクロ環境分析を移動平均線分析に落とし込めば、だましに合う確率はグッと下がります。

つまり、単純にゴールデンクロスとデッドクロスだけで判断するのではなく、マクロ環境分析も加味すれば信用できるゴールデンクロスとデッドクロスなのかがわかるということです。もちろん、100%という意味ではありません。

そうすれば、ゴールデンクロス、デッドクロスを使った転換点トレードが出来るってことですね。

ちなみに、ゴールデンクロスとデッドクロスと同じくらい重要なグランビルの法則も同じことが言えるのです。グランビルの法則は使えないって言うことは、本当の使い方を知らないんですよね。

グランビルの法則の本当の使い方はこちらから。

グランビルの法則を使いこなす

分かってはいるけど使えないのがゴールデンクロスとデッドクロス

分かっているけど使えないのがゴールデンクロスとデッドクロスなんですよね。

高値掴みをしてしまい、自分を律するために「絶対に高値掴みはしない!」と書いて、パソコンや壁に張り付けた経験が誰しもあると思います。

でも、一晩寝るとすっかりと忘れてしまい、また同じ失敗をやってしまいます。そう、習慣、悪壁、価値観等はそんなに簡単に修正は出来ないのです。なので、同じことを繰り返してしまうのです。

ゴールデンクロスもデッドクロスも同じことなんです。相場の転換点になると言われるものの、なんとなくでしか理解しておらず、上手く使いこなす事が出来ていないのです。

その本質は、ゴールデンクロス、デッドクロスが本当に信用できる局面なのか、に尽きます。

多くの人は、この本質的な問題を解決することが出来ないので、ゴールデンクロス、デッドクロスが使えないのです。

では、ゴールデンクロス、デッドクロスの信頼性を見極めるにはどうすればいいのか?

ゴールデンクロス、デッドクロス以外の情報から読み解くのです。

このゴールデンクロスとデッドクロスのエントリー問題、わかっちゃいるけど出来ないダイエットと本質は同じで、改善するには相当の努力が必要です。

ゴールデンクロス、デッドクロスを狙うシンプル手法は奥が深い

初心者の株本には、ゴールデンクロスが買いシグナルで、デッドクロスが売りシグナルって書いてありますね。本当は初心者のためのサインではなく、投資で利益を上げようと日々努力をしている我々が重要視しないといけないサインなのです。

ゴールデンクロス、デッドクロスというシンプルなサインほど奥が深いという特徴があります。

つまり、使える時には初心者でも簡単に使えますが、使えないときには中級者、上級者でも上手く使えないのです。これが、多くの人がゴールデンクロス、デッドクロスから離れていく理由です。

株初心者の場合は、単純に、見方・使い方が間違っている可能性もありますが、この場合は、本記事を読み込んで頂いてレベルアップをしてください。

中級者、上級者の方は、値幅が取れるこの素晴らしいゴールデンクロス、デッドクロスのサインをもっと深く研究し、大きな利益へとつなげましょう。

まとめ

株の初心者は移動平均線の2つのエントリーポイントだけを狙おう!、如何でしたでしょうか?

ゴールデンクロスとデッドクロスは移動平均線分析における最重要ポイントです。また、ゴールデンクロスとデッドクロスを深く研究しようと思えば移動平均線分析を研究する必要があります。

ここで移動平均線分析について詳しく解説しています。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

もちろん、移動平均線分析で相場の先読みが出来ないときには、マクロ環境分析にまで視野を広げます。このように目先の壁をひとつずつクリアーしてきましょう。

そうすれば、結果として利益が生まれますから!

マクロ環境分析と移動平均線分析を上手く融合させるチャート分析が出来れば、相場の転換点が狙えます。つまり、大きな利益が獲得できるってわけです。

ということで、明日もスマートトレードを!!

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。