スイングトレードのためのテクニカル指標実践講座

スイングトレードで勝ち続けるためのテクニカル指標の使い方

スイングトレードで儲けるぞ!と意気込んで銘柄選択をしたものの、どこでエントリーしたらいいのだろうか?

こんな時こそテクニカル指標を駆使して、そのタイミングを見計らえばいいのです!しかし、スイングトレードをするにあたって、どのテクニカル指標を使ったらいいのか、迷いますね。

テクニカル指標にはさまざまな種類があり、その指標ごとに特徴はありますが、それぞれが相場の表情を表してくれます。そんなテクニカル指標を上手く使いこなせば、スイングトレードで大きな利益をもたらしてくれます。

スイングトレードのテクニカル指標は順張りが基本

テクニカル指標は、大きく分けて順張りの投資判断に使われる「トレンド追従型指標」と逆張りの投資判断に使われる「オシレーター系指標」に分類できます。

トレンド追従型指標は、主に順張りの投資判断に用いられ、相場の大きな方向を判断するのが得意です。しかし、トレンドが反転する場合には、どうしてもサインが遅れて出てしまうという欠点があります。

また、トレンドが上に行くのか?下に行くのか?はっきりしない持合相場では、ダマシ(間違ったシグナル)を連発する傾向があります。

オシレーター系指標は、主に逆張りの投資判断に用いられ、買われすぎ、売られすぎという現在の相場の値位置を把握するのが得意になります。すなわち、反転しそうなタイミングを教えてくれる指標になります。

順張り、逆張り、どちらもメリットはあるのですが、スイングトレードのテクニカル指標は順張りが基本ということは忘れずに!

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スイングトレードで勝つためにはテクニカル指標の総合的判断が必要

テクニカル指標を使いこなすコツは、単独の指標に偏らず、総合的に判断することになります。ここに、チャートを読む力が必要になります。

では、利用価値が高いテクニカル指標は、移動平均線、MACD、一目均衡表、ボリンジャーバンド(以上トレンド追従型)、ストキャスティクス、RSI、RCI、DMI(以上、オシレーター系指標)ですね。これだけで完璧です!

これらのテクニカル指標を使いこなすことによって、それぞれ読みにくい部分を補いながら、チャートをより深く読むのです。

最初はすこし難しいかもしれませんが、練習すれば、きるようになります。

なお、移動平均線に関しては、移動平均線だけで解説しましたので、こちらをご覧くださいませ。

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

MACDを使ってスイングトレードをする

MACD(マックディと読みます)とは移動平均線に改良を加えて作られた指標で、期間の異なる2本の平滑移動平均線(EMA)の価格差の伸縮に注目し、エントリータイミングや相場の方向性を把握しようとするものです。

普通の移動平均線と異なるところは直近の株価の方が現在の株価に与える影響が大きいという考え方を基本として「平滑平均」を利用している所です。

MACDは、MACD、シグナルという2本の線を利用して相場の方向性を予測していきます。  MACD線は短期(12日)と長期(26日)の平滑移動平均線の差を表しており、この数値の9日間の平滑移動平均線をシグナルと言います。この2つの線の動き方によって売買判断を行なっていきます。

さて、難しい話はこれぐらいにして実際に使い方を見ていくことにしましょう。

MACDの使い方は、移動平均線の使い方とほとんど同じです。MACD線は、少しの値動きで敏感に反応しますので動きが早い短期線、シグナルは比較的緩やかな動きをしますので長期線と考えてください。

上記の赤丸の部分を見てください。MACDが、シグナルを下から上に抜いたゴールデンクロスは買いサイン、MACDがシグナルを上から下に抜いたデッドクロスは売りサインになります。

また、MACDやシグナルが指し示している方向が、株価が進もうとしている方向と考えます。 つまり、買いエントリーする場合は、MACD線、もしくは両線が上を向いている必要があります。

MACDを利用して、トレンドを把握する方法はとても簡単です。MACD、シグナルが0ラインより上で推移していれば上昇トレンド、0ラインより下で推移していれば下降トレンドと判断します。上記のチャートでは、ゼロライン上に赤線で水平ラインを引いています。

MACDの重要ポイント

○ MACDがシグナルを下から上に抜いた場合(ゴールデンクロス)は買いエントリー
○ MACDがシグナルを上から下に抜いたら場合(デッドクロス)は売りエントリー

一般の書籍では、いろいろなことが書かれています。それらは、間違いではありませんが、他の指標を使って補えるので、気にしなくてもOKです。とりあえず、この2点だけは、死んでも忘れないで下さいね。

MACDは相場の大きな流れを把握するのに有効です。MACDを活用することによって大きな値幅をとることが出来ますので、使いこなせるようにしましょう。

RCIを使ってスイングトレードをする

RCIとは、『Rank Correlation Index』の略で、日本語で言うと『順位相関指数』と呼ばれています。ある期間で、株価の終値に高値から安値まで順位をつけることによって、その期間の日数との相関関係を指数化したものです。

相関とは、互いに影響しあっている状態のことを指し、一組の対になった数値が、同じ方向へ向  かっている度合いが大きいほど、相関は強いことになります。反対に、一組の対になった数値が、反対の方向へ向かっている度合いが大きいほど、反対の方向への相関が強いことになります。これを逆相関といいます。

RCIは簡単に言うと、日付(時間)と価格の相関関係を利用し、買われすぎ、売られすぎを把握することで押し目買い・戻り売りのタイミングを掴もうとする指標です。

RCIは-100~100%の範囲で表示される指標です。100%付近が高値圏、-100%付近が安値圏と判断します。RCIが指し示している方向は、今後株価が進んでいく方向であると判断します。

RCIは、9日線と27日線という2本の線で表示されていますが、RCI9日は少しの値動きで敏感に反応しますので短期線、RCI27日は比較的緩やかな動きをしますので長期線と考えてください。

また、RCIがO%ラインより上で推移している場合は、上昇トレンド、反対にO%ラインより下で推移している場合は下降トレンドと判断します。

RCIを利用してのエントリーポイントですが、-80%以下の安値圏でクィッと上向きに転じた場合は買いサイン、80%以上の高値圏でガクッと下向きに転じた場合は売りサインになります。

上記の赤丸の部分を確認してください。RCIの長期線が高値圏で水平に推移している状態(上昇トレンド)で、短期線が-80%付近までスッーっと落ちてきています。

また、ローソク足のチャートを眺めてみると、25日移動平均線でしっかりとサポートされています。このような場合は、絶好の押し目買いポイントと判断することができます。

次は、緑丸の部分を見ていきましょう。今までは、RCI長期線は0ラインより上で推移し、上昇トレンドでしたが、0ラインを割り込んで下降トレンドになっています。

その後、短期線が80%付近まで スッーっと上昇しており、さらに、日足チャートでは、25日線で頭を抑えつけられています。このような場合は、絶好の戻し売りポイントと判断することができます。

RCIの重要ポイント

○ RCIが指し示している方向が株価の進む方向であると判断
○ RCIが0%ラインより上にある場合は上昇トレンドと判断
○ RCIが0%ラインより下にある場合は下降トレンドと判断
○ 長期線が高値圏で推移している時に、短期線が安値付近まで下落してきたら押し目買い
○ 長期線が安値圏で推移している時に、短期線が高値付近まで上昇してきたら戻り売り

RCIは強いトレンドが続いている場合は、高値圏、安値圏で張り付いて動かない場合が多いでので、安易に80%以上になったからといってすぐに売ったらダメですよ!

一般的なテクニカル分析の書籍では、単純に80%以上売り、-80%以下買い、という解説をしていますね。これだけで勝ち続けられるのであればうれしい限りなのですが・・・・・・(苦笑)

RSIを使ってスイングトレードをする

RSIとは、『Relative Strenght Index』の略であり『異なる2つのもの対比した指標』という 意味であり、相対力指数とも呼ばれることが多いです。アメリカのJ.W.ワインダー氏が考案したテクニカル指標です。

ある一定期間の変動幅における上昇と下落の割合によって、買われすぎ、売られすぎを判断する指標になります。短期から中期的なエントリータイミングを捉えるのに広く利用されています。

それでは実際に使い方を見ていくことにしましょう。

RSIは0~100%の範囲で表示される指標です。100%付近が高値圏、0%付近が安値圏と判断します。RSIが指し示している方向は、今後株価が進んでいく方向であると判断します。

RSIが5O%ラインより上で推移している場合は上昇トレンドであると判断し、反対に5O%ラインより下で推移している場合は下降トレンドと判断します。この50%ラインは、サポートやレジスタンスとして機能する場合が多いです。

上記の図のように50%の所に横ラインを引いていただければ分かりやすいのですが、RSIが高値圏の位置から下落してきた場合は、50%ラインがサポートとなり反発する場合が多く、安値圏の位置から上昇してきた場合は50%ラインで反転する場合が多いです。

エントリーポイントですが、RSIが20%以下の安値圏でクィッと上向きに転じた場合は、買いサインと判断し、80%以上の高値圏でがくっと下向きに転じた場合は売りサインとなります。

上記の青丸の部分を見てください。安値圏でクィッと上昇に転じ買いサインが出ています。また、チャートを眺めてみると、75日線でしっかりとサポートされて反転しています。この時点でエントリーすることも可能ですが、より信頼性を高めるために、5日線がクィッと上向きに転じた所が、絶好のエントリーポイントになります。

次は赤丸の部分を見てください。RSIが、50%ラインを下から上に突き抜けています。このような時も、買いサインとして判断します。緑丸は、50%ラインを上から下に突き抜けおり、売りサインと判断することができます。同時に、トレンドラインをブレイクダウンしているので絶好の売りサインになっています。

RSIには逆行現象と呼ばれる、聞きなれない売買サインがあります。RSIは通常、株価の上昇や下落に伴って同じような動きで上下していきます。しかし、株価の上昇や下落の勢いが鈍くなってくると、株価とRSIの動きが逆の動きをする時があります。

上記のチャートを見てください。ローソク足は上昇トレンドで、右肩上がりに推移しているにも関わらず、RSIにラインを引いてみると右肩下がりになって逆の動きをしています。

このような現象が起こった時は、逆行現象と呼び、大きく相場が転換するサインとして知られています。天井や底で必ず逆行現象になるということではありませんが、このようなサインは比較的、信頼性が高いので覚えておいた方がいいでしょう。それではRSIで確認しておきたいポイントをおさらいしておきましょう。

RSIの重要ポイント

○ RSIが指し示している方向が株価の進む方向であると判断
○ 50%ラインは節目(サポート・レジスタンス)として機能する場合が多い
○ RSIが50%ラインより上にある場合は上昇トレンドと判断
○ RSIが50%ラインより下にある場合は下降トレンドと判断
○20%以下の安値圏でクィッと上昇に転じたら買いサイン
○ 80%以上の高値圏でクィッと下落に転じたら売りサイン
○ RSIが50%ラインを下から上に突き抜けた時は買いサイン
○ RSIが50%ラインを上から下に突き抜けた時は売りサイン
○ 逆行現象が起こった場合は大きくトレンド転換するサインと判断

RSIは非常にシンプルな指標であるために、使い方には少し工夫が要ります。エントリーする 場合は、RSIを単独で使うような事はせず、トレンドラインや、その他テクニカル指標など、色々組み合わせて使うことが大切になってきます。

ストキャスティクスを使ってスイングトレードをする

ストキャスティクスとは、米国のチャート分析家ジョージ・レーン氏によって開発された指標で、 2本の線を用いて、ある一定期間の高値と安値のレンジ内で、現在の相場の位置を判断し『買われ過ぎ』や『売られ過ぎ』を読み取る指標になります。

楽天証券のリアルタイム株価ソフト、マーケットスピードのストキャスティクスには、ノーマルと スローの2種類あるのですが、%K、%Dという2本ラインを組み合わせたものをノーマルストキャスティクスといい、slow%Kとslow%Dという2本のラインを組み合わせたものをスローストキャスティクスといいます。

ノーマルとスローは期間の取り方が違うだけで、指標の見方は全くの同じです。値動きに敏感に反応して売買サインが素早く出るのがノーマルで、値動きが緩やかで売買サインがゆっくりと出るのがスローになります。

ストキャスティクスは、0~100%の範囲で表示される指標です。100%付近が高値圏、0%付近が安値圏と判断します。ストキャスティクスが指し示している方向は、今後株価が進んでいく方向であると判断します。

15%以下の安値圏において、%Kが%Dを下から上に抜いたゴールデンクロスは買いサイン、85%以上の高値圏において、%Kが%Dを上から下に突き抜けたデッドクロスは売りサインになります。

チャートの赤丸の部分に注目してください。きれいに安値圏からノーマル、スロー共にゴールデンクロスして買いサインが出ています。また、赤丸①は日足チャートにおいても、25日線でもしっかりサポートされていますので、より信頼性が高いです。

一般的には、ストキャスティクスが80%以上になったら売りと言われていますが、単純に、このようなエントリーを続けていても、勝てないです。

チャートの緑丸の部分に注目してください。高値圏の100%で張り付いてからも株価が大きく上昇し続けています。安易に高値圏の水準になったからと言って、もう、そろそろ下げるだろう?という思い込みは厳禁です。トレンドの方向性をしっかりと見極めることが大切になります。

ストキャスティクスでは、エントリーの信頼性を高めるためにも、ノーマルとスローを併用して利用してください。ノーマルだけでは株価の値動きに敏感に反応するため、どうしてもダマシに合う確率が高くなってしまいます。そこで、値動きの緩やかなスローも利用して、両方のシグナルで買いサインが出たときだけ、売買を行なうようにするといいでしょう。

ただし、ノーマルは頻繁に上下に振れるので、見難いと感じるのであれば、慣れるまではスローのみでも大丈夫です!

ストキャスティクスの重要ポイント

○ 15%以下の安値圏において、slow%Kがslow%Dを下から上に突き抜けたら買いサイン
○ 85%以上の高値圏において、slow%Kがslow%Dを上から下に突き抜けたら売りサイン

このストキャスティクスは逆張り指標の代表格ですが、他のテクニカル指標と合わせて総合的に判断し、順張り的に使うのが有効です。エントリーする場合は、出来るだけきれいなチャートをしている銘柄を選ぶようにしましょう。

DMIを使ってスイングトレードをする

DMIとは、『Directional Movement Index』の略で、日本語では『方向性指数』と呼ばれることが多いです。この指標は、先ほどのRSIと同じくアメリカのJ.W.ワインダー氏が考案したテクニカル指標です。

DMIは、ある一定期間における上昇と下降をそれぞれ指数化して、トレンド強弱を計算しグラフ化したものになります。今まで紹介してきたテクニカル指標のように売買ポイントを教えてくれるものではありませんが相場の方向性を確認するために使用します。

それでは、このチャートを見ながら進めていきましょう。

DMIは一般的に、「+DI」、「-DI」、「ADX」、「ADXR」という4つの曲線を利用してトレンドの強さを判断していきます。ただし、マーケットスピードでは、「+DI」、「-DI」、「ADX」の3つの曲線が標準設定です。

「+DI」は、プラス方向への大きさ、つまり相場の上昇力を表しており、反対に「-DI」はマイナス方向への大きさ、つまり相場の下落力を表しています。このような事から、「+DI」より「-DI」が下にあれば上昇トレンド、「+DI」より「-DI」が上にあれば下降トレンドと判断することができます。

「ADX」はトレンドの強さを表します。ADXが大きく上昇している局面では、強いトレンドが発生していることになります。つまり、上記チャートで、「+DI」と「-DI」の乖離幅が大きくなっているのが確認できると思います。これは、相場の勢いが強いと判断することができます。

「ADX」が上昇するのに伴って「+DI」が上昇してきた場合には、力強い上昇トレンドと判断できます。しかし「+DI」が上昇したとしても、「ADX」が大きく伸びてこない場合は、上昇トレンドではあるが勢いは弱いと判断します。

次は、エントリーポイントを見ていきましょう。赤丸の部分を見てください。「+DI」が「-DI」を下から上に突き抜けたら買いサイン、「+DI」が「-DI」を上から下に突き抜けたら売りサインと判断します。ただし、この指標は大まかなものなので、実際のエントリーのタイミングは、他の指標を参考にすればいいでしょう!

DMIを利用した利益確定ポイントですが、チャートの赤矢印の部分を見てください。これは「+DI」と「-DI」の乖離幅が、ピークになった部分に矢印を入れてあります。この部分が利益確定のポイントになります。

一般的に、ADXがピークを迎え、衰えてきたところ(緑丸の部分)で利益確定と考える人も多いですが、ここまで待ってから利益確定すると、もうすでに株価が反落してしまっている場合が多々あります。よって、欲張らず、一旦は利食いです。

DMIの重要ポイント

○ +DIと-DIの乖離幅が最大になった所が利食いポイント
○ +DIより-DIが下にあれば上昇トレンドと判断
○ +DIより-DIが上にあれば上昇トレンドと判断
○ +DIが-DIを下から上に突き抜けたら買いサイン(補助的に使用)
○ +DIが-DIを上から下に突き抜けたら売りサイン(補助的に使用)
○ ADXが上昇してきた場合は、上昇または下降トレンドの勢いが強くなってきていると判断

DMIは、エントリーポイントをはっきりと示す指標ではないため、利用している方が少ないようです。確かに、エントリーポイントを把握するのは苦手な指標ですが、トレンドの方向と大きさを見る指標としては、かなり使える指標です。特に、放ったらかしのスイングトレードには必要ですね。

他の指標のエントリーポイントを正確に読むために補助的に使うのがいいでしょう。

様々なテクニカル指標をいくつか紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?テクニカル指標には、それぞれに特徴があります。しかし、完璧なものではなく、その時々のチャートによって得意、不得意な場面があります。

ですので、1つの指標に惚れ込んで、それだけにこだわってトレードしないようにしましょう。テクニカル指標は相場の先行きを判断するための、あくまでツールの1つに過ぎません。

もちろん、1つの指標だけを利用して、偶然うまくいったりすることも、たまにはありますが1つだけの指標に頼ると、全体の値動きが見えなかったり、ダシマに引っかかる可能性も増えます。

ですので、複数のテクニカル指標、サポートライン、レジスタンスラインなどを総合的に組み合わせてエントリーポイントを見極めるようにしましょう。

慣れないうちは、なかなか難しいかもしれません!でも、メールサポートをしっかりとさせていただきますので、お気軽にご質問をお寄せください!

スイングトレード実践編

それでは、スイングトレード実践編に入っていきます。これまで説明してきた様々なトレードの技術・知識を総合的に判断して、エントリー・エグジットのタイミングを見極めようとするスイングトレードの真髄の部分になります。

まずは、銘柄探しからです。投資をするにあたり、最初に悩むのは、どういう銘柄を選べば良いのだろう?という事だろうと思います。

銘柄選びの方法は、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析という、大きく分けて2つの方法が存在します。ファンダメンタルズ分析とは、業績や株価などを用いた投資指標によって、株価が割高か割安かを見極める分析方法です。これに対して、テクニカル分析とは、移動平均線、テクニカル指標、株価チャートなどをもとに、今後の株価の先行きを予測する手法です。

どちらが重要なのか?と言えば、両方重要です。ただし、エントリーのタイミングを見計らうにはテクニカル分析に分があります。ここに、テクニカル分析の重要性があるのです。

株式評論家やアナリストでも、テクニカル分析は使えないという方がたくさんいてますね。本当に使えないのはあなたですよ!って言ってやりたいですが。(爆)

実践の投資では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両方を考慮に入れ、銘柄選びをしていきます。ただ、スイングトレードのような短期売買の場合は、テクニカル分析を重視して銘柄探しをするのがいいでしょう。

チャートは、あらゆる事象を反映しているという前提でチャートを読み解きます。ちなみに、チャート分析=テクニカル分析+ファンダメンタルズ分析+ヒストリカル分析です。

話を戻します。銘柄を選ぶ方法ですが、5日移動平均線が“クィッ”と上向になっていて、きれいな陽線が出たチャートを探します。

5日移動平均線が、“クィッ”と上昇してきた銘柄を『くいっとチャート』と呼んでいます。5移動平均線が指し示している方向が、今後株価の進む方向と捉えるなら、上昇に転じた初動をつかまえるのがベストですね!

くいっとチャートになった時、出来高が前日と比べて増えているのか?に注目してください。前日より出来高が増えていたら、上昇開始がより期待できますね。

株価を押し上げる原動力は出来高です。出来高が少なければ、株価が大きく上昇していくことは難しいですので、銘柄選びをする場合は出来高が増えているというのは重要になります。

最後は、テクニカル指標を利用して総合的に判断します。テクニカル指標を利用して総合的に判断するのは難しく感じるかもしれませんが、それほど難しくありません。

単純にテクニカル指標が指し示している方向が、今後株価の進む方向と判断することができますので、多くのテクニカル指標が上を向いているのか?を確認してください。

すべてのテクニカル指標で、全部買いサインが出るということは滅多にありません。1つのテクニカル指標だけが思うようなチャートを買いサインが出ていなかったとしても、他の色々なテクニカル指標ではすべて買いサインが出ているような銘柄であれば、総合的に考えれば買いと判断することができます。このあたりは、臨機応変に判断する必要があります。

さて、このようなくいっとチャートはどのように見つけたらいいか?という方も多いと思います。銘柄探しの方法は、人それぞれ違いがあると思いますが、証券会社の値上がり率ランキング情報を利用したり、自分のお気に入り銘柄や監視銘柄から、1つ1つ銘柄コードを打ち込んでチャートを探したりします。

マーケットスピードでは、監視したい銘柄を300銘柄まで登録することができますので、気になる銘柄があればドンドン登録していきましょう。監視銘柄とは、登録してある300銘柄の中で、くいっとチャートなり、今にも動き出しそうな銘柄や、もみ合いからブレイク寸前で急騰しそうな銘柄を最重要銘柄として見逃さないように、常にチェックする銘柄のことを言います。

自分の監視銘柄を長いこと追跡すると、その銘柄の特徴を掴むことが出来ます。そうすると、パフォーマンスも変わってきますよ!(笑)

ここで1つ注意して頂きたいことがあるのですが、ランキングから銘柄を探す場合は、株価と5日移動平均線の乖離が、それほど大きく開いていない銘柄を探すようにしてください。

どうしても ランキングから銘柄を探すと大きく急騰している銘柄が多く、この場合、5日移動平均線と乖離している銘柄が多くなりますので注意する必要があります。

銘柄選びのポイント

○ 値上がり率ランキングから銘柄を探す
○ お気に入り銘柄、監視銘柄から銘柄を探す。
○ 5日移動平均線がクィッと上向きになっていて、きれいな陽線が出ている銘柄選ぶ
○ 前日より出来高が増えている、もしくは同じぐらいの銘柄を選ぶ
○ トレンドがはっきりしている、読みやすいきれいなチャートを選ぶ
○ グランビルの法則と同じパターンの動きの銘柄を選ぶ
○ テクニカル指標を利用して総合的にチェックする(指し示している方向を確認する)

上記の内容は、買いエントリーを前提としてお話しましたが、売りエントリーする場合は考え方を全く逆にしてチャートを探すようにしてください。

銘柄選びは、エントリーする前日にしておくのが基本になります。きれいなチャートをした銘柄をいくつかピックアップしておきましょう。

銘柄選びが終わったら、次は、トレードシナリオを立てていきます。

トレードシナリオとは、この先株価がどのように動いていくのか?という予測を立てることです。要するに、ここでエントリーして、ここでエグジットするという、作戦のことです。

もちろん、予測をした方向とは逆に動き出した時のことも、予めシナリオを立てておきます。多くの投資家は、株価は上げていくものだと思い込んでいます。これが、ロスカットが遅れる原因です。これでは、投資で勝ち続けることは出来ません。

あらゆる事象を考慮に入れて、トレードシナリオを描いていきます。エイ、ヤァ~では、バクチと同じです。どちらに振れても、トレードシナリオに沿って、取引することが大切です。

トレードシナリオを立てる場合は、節目に注目します。節目となる値位置は、トレンドライン、前回高値、前回安値、移動平均線、一目均衡表の転換線、基準線、雲上、雲下の株価です。

これらの節目は、株価が動くレンジの上限・下限を構成する壁の役割を果たし、この節目が、絶好のエントリーポイントになります。スイングトレードの場合は、このレンジの下から上までを取りにいくのです。もちろん、実践においては、ドンピシャでシナリオト通りに動くこともあれば、若干ズレることもあります。

節目の拾い方は、現在の株価より上にある節目は上値目処と考え、下にある節目は下値目処と考えます。

節目は、日足チャートだけに限らず、週足チャート、月足チャートも節目として機能します。スイングトレードのような短期売買をしている人は、日足のチャートしか見ない人が多いです。しかし、週足チャート、月足チャートも節目として十分機能しますので、しっかりとチェックするようにしてください。

トレードシナリオを描くポイント

○ 節目となる株価をチェックする
○ 現在の株価より、すぐ上にある節目は上値目処と判断する
○ 現在の株価より、すぐ下にある節目は下値目処と判断する
○ 週足、月足も節目として機能することが多いためチェックを忘れない

節目を確認したら、次はエントリーポイントです。具体的に見ていきましょう!

今日、株価が5日移動平均線(295円)からクィッと上昇してきたターゲット銘柄を見つけました。今日の終値は300円だとします。この銘柄をターゲットにするとして、トレードシナリオを描いてみます。

まず、現在の株価のより、すぐ上にある節目を探します。この銘柄の場合は、320円に大きな節目があるとします。そうすると、上値である320円を利食いのポイントとして読むわけです。

シナリオが描けたら、翌日にエントリーを試みます。もし、翌日はギャップアップして寄り付いた場合は、無理に飛びつかず、前日終値付近(これも大きな節目です)まで落ちてくるのを待ってからエントリーします。ギャップアップ後、大きく上昇していく場合は無理に追いかけず、違う銘柄をターゲットにしてください。チャンスは何度もありますので、高値掴みだけは避けましょう。

ギャップダウンで寄り付いた場合は、5日移動平均線付近で、株価がどちらに振れるのかを確認します。上昇に転じて、前日終値を越えてきたら、前日終値近辺でエントリーします。場合によっては、5日移動平均線でサポートされているのを確認後に、5日移動平均線近辺でエントリーできれば、最高のエントリーとなります。もちろん、株価が下落したら見送りになります。

トレードシナリオのイメージを掴めましたか?

この例では、節目となる株価は、

295円(5日移動平均線株価) ⇒ 300円(前日終値) ⇒ 320円(上値目処)

ですね。株価は、どのレンジで動くのかを把握し、このレンジ間での値幅を取りにくいのです。だから、節目は重要なのです!

節目近辺でエントリーすれば、上昇した時は大きな利幅が取れるし、下落した時は、さくっとロスカットです。つまり、ローリスクミドルリターンって訳です。

トレード技術が上達してくると、320円近辺で大きくギャップアップして寄り付いたら、売りから入ればいいですね。下値目処は300円ですから、大きな利益が狙います。

株は、放ったらかしで、楽して儲けたいよねぇ~!って方は、くいっとチャートになった時に、上手くエントリーできていれば、5日移動平均線が下向きになるまでホールドするのもOKです。これが、一番楽ですが。(笑)

ただし、株価が急上昇して、ローソク足が5日移動平均線から大きく乖離してしまった場合には、1度、利益確定をした方がいい場合が多いです。そして再度、5日移動平均線付近まで調整してきたら再エントリーをします。

エントリーのポイント

○ エントリーポイントは節目付近でする
○ ギャップアップで寄り付いた場合は、前日終値付近まで下落してくるのを待ってエントリー
○ 大きくギャップアップ(上値の節目付近)で寄り付いた場合は見送り
○ 大きくギャップダウンして、5日移動平均線を割り込んで寄り付いた場合は見送り
○ ギャップアップ後も大きく上昇していく銘柄は追いかけない(高値掴みとなる)
○ 上値の節目まで到達したら一度、利益確定をする
○ エントリー後は5日移動平均線の上に乗っかるように推移していればホールドでも可
○ 株価が急上昇して5日移動平均線より大きく乖離した場合は1度、利益確定する
○ エントリー後は5日移動平均線が下向きになった場合は即撤退

株式投資の真髄は、エントリーとエグジットタイミングです。シナリオを描いた上で、エントリーポイントを見極めましょう!

それでは、実践例です。

まずは銘柄探しですが、5日移動平均線がクィッと上向きになっている上記のような銘柄を探します。株価のすぐ下には、5日、25日、75日移動平均線があり、下値は硬いと判断できます。

赤丸の部分に注目してください。トレンドラインを引くと、陽線で三角持合を上にブレイクしており、上昇が見込めるチャートになっています。また、出来高を確認してみると、前日比に比べて出来高も増加しています。このような事から、先高観が強いチャートと判断することができます。

チャート上の赤の点線は、日足での節目と判断することができます。上値目処として機能しますのでしっかりチェックをするようにしましょう。

1つの銘柄(くいっとチャート)だけを監視していると、翌日、大きくギャップアップやギャップダウンをした場合は、エントリーできない場合が多いです。ですので、できるだけ多くの銘柄を監視して、コンスタントに利益を叩きだせるようになりましょう。

クィッとチャートを選んだら、次はテクニカル指標を確認していきます。

MACDは0ライン以上で推移しており、上昇トレンドであると判断できます。またゴールデン  クロス寸前です。

一目均衡表は、雲を上に突き抜け買いサイン点灯です。分厚い雲を上にブレイクした事で、今後はサポートとして機能しますから、下値は固いと判断できます。

RSIは指数が上向きで、50%ラインを上にブレイクしています。上昇トレンドに突入する可能性があると判断できます。

RCIは長期線が0ラインより上で、上昇トレンドと判断できます。短期線も上向きで、言うことなしですね。

ストキャスティクスは、ノーマル、スロー共に上向きで全く問題がないです。

DMIは、まだ特にサインは出ていない状態です。しかし、下落トレンドが終了し、上昇トレンドが発生しそうなチャートになっています。

これらのテクニカル指標を確認すると、総じて買いサインが出ています。 つまり、テクニカル指標においても、絶好の買い場と言うことになりますね。

それでは次に日足チャートと同じ要領で、週足を確認していきます。

週足チャートの赤丸の部分を確認してください。株価と26週線のゴールデンクロスで買いサインです。また、移動平均線の順番も、株価→13週線→26週線→52週線になっており、いい感じの上昇トレンドと判断できます。

チャート上の緑の点線は、週足での節目と判断することができます。この節目はスイングトレードのような短期売買でも、しっかり機能するので確認しておきましょう。

次に週足のテクニカル指標を確認しましょう。

MACDは、Oライン付近のゴールデンクロスで、信頼性が高い買いサインです。また、0より上で推移しているため上昇トレンドと判断することができます。

一目均衡表は、雲を避けるように上昇しています。雲にサポートされて、下値は固いと判断することができます。

RSIは指数が上向きで、50%ラインより上で推移しています。上昇トレンドであると判断できます。

RCIは、両線とも上向きで推移しています。短期線は、高値圏で推移していますが、この位置を保てるならそれ程悪くはないです。この位置で推移することも多々あるのが、RCIの短期線です。

反対に、RCIの長期線が安値圏からくいっと上昇に転じましたね。とてもいい感じです。

ストキャスティクスは高値圏での推移となっており、また、DMIは買いサインが点灯しているわけではないですが、週足のテクニカル指標を総合的に判断すると買いと判断して良いでしょう。

次も同じ要領で月足を確認していきます。

大局の月足を確認しても移動平均線が上向きで、株価→9ヶ月線→24ヶ月線→60ヶ月線の 順番になっており、上昇トレンドと判断できます。チャート上の茶色の点線は、月足の節目と判断することができます。この節目は週足と同様、スイングトレードのような短期売買でも機能することが多いので、確認しておきましょう。

日足、週足と同様に月足のテクニカル指標も確認します。ただ、短期トレードを前提とすると、特に重要視しなくてもいいでしょう!あくまで、月足は大局の方向を把握するのに利用しますので!

ここまでの作業で日足、週足、月足の移動平均線やテクニカル指標を総合的に判断して、節目の位置も確認することができました。後はエントリータイミングを把握しエントリーをするだけです。

それではエントリーポイントを見ていきましょう。

上記の日足チャートを見てください。先ほど紹介した、オレンジの丸の部分がくいっとチャートになった地点です。エントリーポイントは、実際は翌日、前日終値付近でエントリーするわけですが、このチャートでは翌日ギャップアップで寄り付いています。

このような場合には無理にエントリーはせず、この日は見送ってもいいです。その後は、そのまま監視リストに登録してこの銘柄を追いかけ続けていきます。

エントリーチャンスが無かったからといって、監視リストから除外したらダメですよ!きれいなチャートは監視して追いかけ続けていくことが大切です。

ただし、このような絶好のチャートは、頻繁に出てくるのもではないので、すこし長い期間をホールドするつもりなら、ギャップアップのところを思い切ってエントリーするのもOKです。

しかし、この場合は、5日移動平均線近辺まで、調整することも考えられるので、一時的に含み損を許容する必要があります。そして、5日移動平均線が上昇開始すると、5日移動平均線が下向きになるまでホールドです。

次は、赤丸の部分を見てください。ギャップアップ後下げることなく、もみ合いで推移し5日移動平均線が株価に追いついてきました。ここは絶好のエントリーポイントです。エントリー後は、5日移動平均線に腰掛けるように推移していれば、ずっとホールドしていてもかまいません。

今度は、緑丸の部分を見てください。5日移動平均線から大きく乖離して、急上昇しています。しかも、上値目処まで到達しています。5日移動平均線から大きく乖離して上昇した場合は、乖離分を調整するため下落する場合が多いので、ここで一度利益確定をします。

この銘柄では、その後、株価は下げることなく、高値圏を維持しており、5日移動平均線が、再度株価に追いついてきています。ここも、絶好のエントリーポイントです。また、上値の節目(707000円)もブレイクしているので、更なる上昇が期待できます。

次の利益確定ポイントの目処は、月足の節目である80万円になります。実際のチャートでは ピンクの矢印の部分で、大きくギャップアップして上髭陰線が出ています。また、この日の出来高に注目してみると出来高が多くなっています。一旦は、調整に入りそうなチャートです。

高値圏でギャップアップして上髭大陰線が出たときには、基本的には下落する可能性が高いと判断できます。このような場合は、5日移動平均線まで調整する可能性が高いので、翌日の寄付で売るという方法も選択肢の一つとして考えることができます。

もちろん、頻繁に売買を行ないたくない場合は、5日移動平均線が下向きになるまでずっとホールドしていてもかまいません。人それぞれのトレードスタイルに合わせていただければ大丈夫です。

このような先高観の強いチャートをしている銘柄を見つけて、エントリーしていくわけです。そして、シナリオを立て、うまくトレンドに乗るわけです。もちろん、反対に動けばロスカットです。これをひたすら繰り返して大きな利益を得ていくわけです。

今すぐ色々なチャートを眺めて、スイングトレードの威力を確認してみてください。移動平均線などで作られる節目で、きっちり反転している場合が多いことがわかるかと思います。

節目をしっかり認識してエントリーすることによって、驚くほどパフォーマンスは変わってきます。ぜひスイングトレードを実践してみてください。

スイングトレードで勝つための秘訣

スイングトレードにおける非常に重要な秘訣をギュッとまとめたよ!しっかり読んですね!!ってコーヒーを飲んでいるお姉さんは言いました。爆

まず、マクロ的な視点に立って大きな相場の判断をします。つまり、株価指数(日経平均、TOPIX、ダウ平均工業株価)を確認して、大局の相場の方向性を判断します。相場の方向性を判断するには、スイングトレードで説明した方法と全く同じです。移動平均線などを利用すれば簡単に方向性を確認できます。

次に、マクロ的な視点で大きな方向性を確認した上で、今度はミクロ的な視点である個別銘柄に注目していきます。銘柄選び、トレードシナリオ、エントリータイミングを確認した上で、マーケットに挑みます。

基本的には、くいっとチャートを選びエントリーしていくわけですが、くいっとチャートが有効に機能しない場合が2つ存在します。

○ 地合いが悪いとき(マクロ的な視点で判断)
○ 個別銘柄に悪材料が出たとき(ミクロ的な視点で判断)

地合いが悪く、大局の相場が下降トレンドにも関わらず、あなたが注目している個別銘柄がくいっとチャートになったからといって、安易にエントリーすると損失を負ってしまいます。

エントリーする時には、大きな相場が動いている同じ方向にポジションを立てることが基本になります。要するに大局が上昇トレンドであれば、買いからエントリー、大局が下降トレンドであれば、売りから(空売り)エントリーです。

空売りのやり方

すべての条件がそろったことを確認して、ゴーサインが出ているようでしたら、マウスをクリックしてエントリーの注文を飛ばしましょう。スイングトレードの始まりです。

スイングトレードの仕方を簡単におさらいしましたが、ここで紹介したスイングトレードの手法を早くマスターし、幸せなトレードライフを満喫してください。

スイングトレードの基本から超実践までを解説したシンプル株本

最後に、シンプルなチャート分析解説本を。初心者から中級者まで使える珍しい株本がこの「カンタンらくらく月20万円。難解チャートもシンプル株攻略」です。内容は非常に濃いです。株を始めてから勝つことが出来ず、深い悩みを解決する本となっています。

本ブログを読み込んだ後に読めば、かなり腑に落ちる内容です。やはり、理論と実践は表裏一体だと実感できますから!

初心者なら初めて通るグランビルの法則も実践的な解説があり、かなり実践的な内容となっています。転換点の捉え方も具体的に解説しており、会社員がスイングトレードをするのにはもってこいです。

コロナショック時の解説もあり、暴落時「落ちてくるナイフはつかむな」と言われますが、ナイフが床に刺さったのを確認し、そのタイミングでの買いを具体的に解説しているところは圧巻です。

タイトル カンタンらくらく月20万円。難解チャートもシンプル株攻略
著者   尾崎式史
出版社  ぱる出版 ※初版2020/7/2
ソフトカバー 242ページ 1650円

まとめ

スイングトレードのためのテクニカル指標実践講座、如何でしたでしょうか?

チャート分析はとても奥が深いですが、 これだけはぜひマスターしていただきたい所を丁寧に解説しました。少し難しいところもありますが、頑張ってマスターしていただきたいです。

まだ、スイングトレードの内容を読んだだけで、実践していない段階で、本当にこの手法でパフォーマンスが上がるの?と半信半疑の方も中にはいるかもしれません。

しかし、このスイングトレードの内容を忠実に実践して頂くと、驚くほどパフォーマンスが上がると確信しています。なぜなら、このスイングトレード手法は弊社が運営する投資スクール尾崎塾で、すでに実証済みです。

しっかりとチャートを見れば、いろいろなものが見えてきます。そうすれば、どんな地合いでも勝てるようになります。スイングトレードで大儲けしたら南の島に行きましょう。夕日を見ながらカンパ~イ。

ということで、今日もスマートトレードを!

株の初心者がスイングトレードで勝つためにやるべきこと

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。