なぜ21日移動平均線なのか?を知っておこう
『「21」はどこからきているのですか?』
そんな質問も頂くようになったので、ここでまとめてみようと思います。
感覚的なものですが、2015年ごろから、「21日移動平均線」を目にすることになり、最近ではあちこちで目に付くようになりました。
特に、FXの世界では、いまでは多くの人が使っています(とは言ってもまだ少数派です)。FXの投資本を買えば、21日移動平均線で解説されているものもあります。
21日移動平均線の「21」はどこから?
では、なぜ21日線移動平均線を使うのか?
理由は、「過去の値動きを検証して最も相性が良いから」、つまり、「節目として機能するので、勝ちにつながりやすい」というのが一番の理由です。
また、1か月というのは、土・日を除いた営業日ベースでだいたい「21日」というから、「21日」を使うという理由もあります。
ただ、それだったらキリの良い「20日移動平均線」でいいじゃないかという意見もありますが。笑
さらに、FXは「フィボナッチ」が好まれる世界ということもあり、「フィボナッチ数列」に登場する数字だからという理由も大きいと思われます。
ここで簡単に「フィボナッチ数列」について。
イタリアの数学者レオナルド・フィボナッチに因んで名付けられた数です。
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233、377・・・・・・・・・
「どの数字も前の2つの数字を足した数字」という規則のもと、数字が並んでいます。
1+1=2
1+2=3
2+3=5
3+5=8
5+8=13
8+13=21
という感じです。
フィボナッチはウサギが増えていく様子をみて、この数列を見つけたそうです。面白ことに、連続する3つの数字の互いの比率は、0.618:1:1.618=「フィボナッチ比率」になっているのです。
しかも、自然界にもこの数列が多く潜んでいます。特に、フィボナッチ数列が生み出す螺旋は、世界で最も美しい螺旋だと言われています(ひまわりもそうです)。
これを相場に持ち込んで分析しているのです。
まとめ
なぜ21日移動平均線なのか?「21」の本質に迫る!、如何でしたでしょうか?
実践で使うか、使わないかはさておき、なかなか納得のできる理由です。最近では、株式市場を分析するチャートにも21日移動平均線が登場しています。我々チャーチストにとって、使えるツールは使いたいものです。
ただ、厳格なルールの下で、システム的なトレードをするなら、厳格に「21日移動平均線」を使いこなす必要がありますが、スイングトレードで大きな波を取りに行くなら、「20日移動平均線」でも「25日移動平均線」でも問題ないと思います。
あくまでもエントリータイミングにアタリをつけるものですから。
ちなみに、小生は「25日移動平均線」を使っています。株式取引だけでなく、225先物、FX、商品先物のすべてにおいてです。
でも、問題ないですよ!しっかりと勝てますから!!
ということで、どんな期間の移動平均線を使おうが、今日からスマートトレードを。