弊社の運営する投資塾の手法はチャートリーディング。チャートをあらゆる角度から読み解く。ただ単に、チャートを見るだけなら、テクニカル分析に過ぎない。何%以下なら買いとか、何%以上なら売りとか、そんな単純な作業で勝てるのなら苦労はしない。
では、チャートから全ての状況を読み取れるかと言うと、残念ながらそうはいかない。そこで、外部環境を読み解く力が必要となる。ファンダメンタルズ分析もそのひとつだ。あらゆる事象を考慮に入れて、値動きを読む、これがチャートリーディングだ。
さてさて、本題です。
第9回
9984ソフトバンクを引き続き監視したいですね。図1の週足チャートを見てください。
抜群のチャートですね。きれいなチャートほど、値動きが読みやすくなります。
この銘柄を面白くする要因は、もうひとつあります。それは、貸借倍率です。貸借倍率が1近辺で推移していることは、信用買い方と信用売り方の攻防戦が繰り広げられていることを意味します。
そして、この状況から株価が上昇し始めると、含み損に転じた売り方が買い戻しをすることになり、さらに株価が上昇し、踏み上げ相場に発展する可能性もあります。
信用取引はレバレッジが利くので、それだけ株価を動かせるエネルギーをもっています。上昇最終局面では、株価を加速度的に上昇させます。これを狙いたいですね。ただし、株価は既に高値圏で推移しているので、エントリーしていないのであれば、今さら飛び付かず、落ちてくるのを待ちましょう。
ソフトバンクと同じような週足チャートをもうひとつ。先週から新興市場にも資金が入り、ようやく上昇の兆しが見えてきました。上値が重い銘柄も多いですが、狙ってみたいのが8922アイディーユーです。
図2の週足チャートを見てください。
きれいなチャートでしょ!?しかも、前8月期は、連結ベースで前期比2倍以上の経常利益で、過去最高益を更新しています。この銘柄も追跡ですね。