早期リタイア「FIRE(ファイア)」を目指そう!

目指すは30代での早期リタイア「ファイア」を目指そう!

「FIRE(ファイア)」とは、30代までに経済的自立を達成させ、早期リタイアをして、有意義に過ごそうっていう概念です。いま、日本でもじわじわとが浸透をはじめたので、ここで解説していきたいと思います。

FIRE(ファイア)とは「Financial Independence Retire Early」の頭文字

FIRE(ファイア)とは、「Financial Independence Retire Early」の頭文字から来ています。もう少し説明を加えると、「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字で、端的にいえば「経済的自立と早期退職を目標とする人生設計や概念」を指しています。

30代までにリタイアするということなので、そもそもお金持ちとか、もしくは一発大当たりした!とかっていうイメージがありますが、そうではありません。FIREは計画を立て、実行していけば、誰でもめざすことが可能です。

FIREムーブメントの始まり

ブログやおよびオンラインフォーラムなどで共有されてた情報を通じ、ミレニアル世代(1980~1995年前後生まれ)の間で盛り上がりました。今では、じわじわとグローバルな広がりを見せています。

ミレニアル世代は、1980年以前生まれの人たちとは異なる価値観を持っています。例えば、マイホームやマイカーにそれほど憧れを持たず、過剰消費社会への懐疑心や環境破壊問題に興味を持っていることが多いです。

また、自分の貴重な時間を好きでもない労働にあてることへの不満も持っていると言われます。

そんな中、自分のための豊かな人生設計して、それを作りあげていこうとするのがFIREと言えます。

FIREのキモはコストカット、節約、貯蓄、資産運用

FIREのキモはコストカット、節約、貯蓄、資産運用です。リタイアするには、いつの時代も変わらない内容なんですが、価値観の変化がセミリタイア、早期リタイヤ、完全リタイアの意味に変化を与えています。

そのあたりを踏まえて、解説していきたいと思います。

FIREするための資産はいくら

最も気になるのが、「早期リタイアするためにはいくらの資産が必要なのか?」、ですね。

FIREコミュニティ内で一般的なのは、年間生活費(支出額)の25倍の金額です。これは年齢に関わらず共通指標となっています。

注意していただきたいのは、「生活費25年分なら25年でなくなるやん!」ということではありません。

この25年分の生活費を投資元本として、毎年平均4%のリターンを生んでもらうのです。生活費はその収益で賄います。なかなかイメージがわかないので、具体的に見ていきまましょう。

日本の場合、家計調査によると、1世帯あたりの平均支出は月額約25万円です。年間では約300万となります。とすると、FIREに移行するためには、300万円に25を掛けて、約7,500万円となります。

さすがに、7,500万円だけでは、リタイア生活なんてできないという感じにはなりますね。でも、やろうと思えば出来るんですよ。

では、これについて、もう少し深く見ていきましょう。

FIRE内で使われている4%ルールを知っておこう

4%ルールとは、1年間の生活費が投資元本の4%以内なら、30年以上資産を減らすことなく、生活することが出来るというルールです。

もっと簡単に説明すると、1年間の生活費を計算し、その金額に25を掛けてください。実は、先ほどの25を掛けるのいうのと、4%というのは同じ意味なんです。

例えば、1年間の生活費が400万円とすると、400万円に25を掛けて、1億円となります。つまり、年間生活費が400万円の人は1億円貯めればFIRE出来る訳です。

とてもシンプルで興味深い話ですね。

この4%ルールの4%いう数字は、S&P500の平均成長率7%から、米国の平均インフレ率3%を差し引いて計算されています。

ちなみに、日本に置き換えてみると、日銀はインフレ率を目標2%と設定していますが、実質は1%に満たない状況です。とすると、4%ルールは、S&P500平均成長率7%から日本の成長率1%を差し引いた6%ルールとなります。

6%ルールとなれば、約6700万円で早期リタイアが可能になるって訳です。

4%ルールの根拠

米国のトリニティ大学の博士が研究した理論で、退職後の資産運用について、年間支出を年間利回りの4パーセント以下におさえることができれば、高確率で30年以上資産を維持できるという調査結果なのですが、FIREコミュニティ内では通説として知られています。

ただし、問題は高確率って何%か気になりますよね。実は、95%だということです。

では、上手くいかない5%に入ったらFIRE継続が出来なくなります。そのならないためには工夫が必要となります。

FIRE継続の壁

後日加筆します。

FIRE直後のシークエンス・オブ・リターン・リスクに気をつけよう

シークエンス・オブ・リターン・リスク(Sequence of Returns Risk)とは、資産運用開始後にすぐに損失が発生するリスクを言います。

シークエンスとは、順序のこと意味するのですが、先に収益ではなく、損失から始まるというのがこのシークエンスオブリターンリスクなんです。

つまり、運用開始後は利益を期待するも、すぐに暴落が来てしまい、資産が溶けるリスクのです。利益が先で損失が後の想定が、先に損失を被ってしまし、計画変更を余儀なくされてしまします。

投資にリスクは付き物ですが、しっかりと相場動向を見極めてFIREしないと、逆戻りしてしまいます。

早くFIREを達成するためにすべきこと

FIREするためには、まずは投資元本となる貯蓄額をいかに早く貯めるかです。とすると、節約が基本となりそうですが、ここは逆転の発想をした方が良いかもしれません。つまり、単に支出額を抑えるのも重要ですが、さらに収入を増やす方法の方がもっと重要です。

ちょっとした小遣い稼ぎのようなことですね。しっかりと動くなら副業って感じになります。そして、そのお金をいち早く運用することです。

まずは、コツコツとする少額での積立投資がベストです。この投資法は、無知や未熟さを時の経過が助けてくれるので、若い時から始めるのが良いです。

また、失敗しても経験として次に生かせますから。もちろん、少しずつでも日々の勉強も忘れずに。

FIRE(ファイア)に関するおススメの本

残念ながら、FIREの関する書籍はほとんどないです。とは言っても、この3冊を読み込めば十分という書籍をご紹介します。余裕がある方は、この3冊をまとめて買えばいいと思います。一冊だけととなると、「最強の早期リタイア術」で良いかなと思います。

FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド
ダイヤモンド社

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
実務教育出版

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法
朝日新聞出版

まとめ

早期リタイア「ファイア」を目指そう!、如何でしたでしょうか?

時が流れると考え方も変わりますね。FIREでの早期リタイアは30代ですからね。小生の時代は40代でセミリタイア、50代でリタイアというのが通説でしたが。インターネットの発達により、瞬時に検索でき、欲しい情報はすぐに取れるようになりました。こんな環境もFIREを盛り上げているんですよね。

FIREの本質は、自分の好きなスタイルで人生を送ろうということですので、あまり細かいことにこだわらず、自分の思うままに楽しく過ごすことが重要です。

ただし、重要なことをひとつだけ。

結局のところ、コストカットや節約や副業で貯蓄を増やすことは重要なんですが、FIREが上手くいくポイントは、資産運用にかかっています。

小生の専門は投資(株式、225先物、FX、コモディティ)ですが、投資顧問業時代から多くの失敗例を見てきています。なので、資産運用はしっかりと勉強してくださいね。さもないと、大切なお金を溶かし、FIREどころではなくなりますから。

ということで、楽しい毎日をエンジョイできるようにかんばりましょ!!

ABOUTこの記事をかいた人

尾崎式史

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。