マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは、短期足と長期足など、時間軸の異なる時間足を使ってチャート分析を行い、売買のタイミングを見極める手法をいいます。
マルチタイムフレーム分析は、頭文字をとって、MTF分析を略されますが、テクニカル分析の中でもかなり重要な役割を果たす手法で、プロの世界では、当然の分析手法となっています。
そういわれると、「マルチタイムフレーム分析」って何となく難しそうな感じもしますが、考え方はとてもシンプルです。
マルチタイムフレーム分析の考え方
マルチタイムフレーム分析の考え方は、
1、トレンドは、短期足ではなく、長期足で決まる
2、エントリーのタイミングは、長期足ではなく、短期足で決まる
の2つだけです。
マルチタイムフレーム分析は、スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど、どの時間軸の手法でも利用でき、しかも、損小利大のシナリオを描くのには、最高の分析法です。
では、具体的に見ていきましょう。
マルチタイムフレーム分析の基本は、「マルチタイム」という名前からもわかりますように、週足、日足、時間足、分足というような、複数の時間軸を考慮して、相場の方向性を把握し、エントリーポイントを見極めます。
つまり、大きな時間足でマクロ的な環境を把握し、小さな時間軸でエントリーポイントを探るのです。
小生がセミナーや書籍で解説している「ミクロとマクロの融合」という話と同じです。マクロからミクロに落とし込む戦略が、我々に利益をもたらしてくれます。
マルチタイムフレーム分析は株式市場よりも、為替相場で利用されることが多いですが、どちらも利用することができます。マルチタイムフレーム分析する目的は、勝つことですから、勝てるところを狙うのが、この世界を渡り歩くコツなので、視野は広く持ちたいものです。
マルチタイムフレーム分析のよく使われる時間軸
実際に使われる時間軸は、
週足・日足・1時間足
日足・4時間足・1時間足
日足・1時間足・15分足
4時間足・60分足・5分足
が多いかなと思います。ちなみに、小生は、「日足・1時間足・5分足」を使って、為替も225先物もトレードしています。
時間軸の役割
どの時間軸を使おうとも、基本的な役割は、
長期足は、トレンド把握が継続
中期足は、トレンド継続確認
短期足は、エントリーポイントの炙り出し
という感じです。
まとめ
初心者でもできる!マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは、如何でしたでしょか?
もう少し実践的な内容を加筆していきますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
ここでは、よくあるマルチタイムフレーム分析を簡単に解説しました。基本は、「長期足、中期足、短期足」の3時間軸を使うことが多いですが、小生の場合、個別銘柄に関しては、短期足として5日移動平均線、長期足として25日移動平均線を利用して、トレードしております。
もし、この2本で分析不足の場合は、75日移動平均線を加えるという工夫をしております。
こんな感じで、上手く、長期足、中期足、短期足の特徴をは把握し、相場に向かえば、損小利大のトレードができるようになります!
ということで、明日もスマートトレードを!