過去の暴落を分析し、値動きを知れば大きなチャンスとなる

過去の株価暴落パターンを記憶すれば、未来の暴落は予見できる!

暴落って聞くと怖いイメージしかないですよね。でも、それは違うんですよ。

暴落をモロに食らうと地獄に落ちますが、うまく立ち回れば、我々に大きな利益と大きな夢を与えてくれるのです。

過去の相場を振り返ると、株式市場は定期的に暴落に襲われています。いつの時代も暴落が起こる前までの株式市場はおおいに盛り上がり、株って簡単に儲かんるんだな!っていう勘違い野郎が溢れています。

上がれば下がるのが相場の常。暴騰すれば暴落するのが相場の原理原則なんです。そのことを知らずに、この天井圏でガンガンとリスクをとっていた人は、そのリスクを現実化させることになりました。

暴落だけでなく株価下落時の対応策をクリアーにしておくこと

相場の世界で生き残るためには、リスクが現実化する際に、その損失額をコントロールする知識が必要になってきます。一般的に、リスク管理やリスクコントロールと言われているものです。

個人投資家の多くは、株を買って、値上がりをじっと待つというスタンスが多いです。予想通りに株価が上昇すれば良いのですが、いつもいつも期待通りには動きません。

問題は、株価の下落時にどう対応するかです。

よくよく考えてみても、株価下落時の対処法は3つしかないです。

1、売る、すなわち損切りをする
2、買う、すなわち難平買いをする
3、祈る、すなわち塩漬けとなる

どの選択肢が良いのか?

実際にはケースバイケースですが、相場で生き残っている投資家は、「売る」、すなわちロスカットをいう投資行動をとるのが基本となっています。

確かに、値動きに振り回され、ロスカットがヒットしたあとに、株価は上昇し始めたということもあるかと思います。

しかし、単なる調整の下落ではなく、暴落になったとしたら?

間違いなくロスカットをいう投資行動がベストとなります。これをしっかりと頭に焼き付けておきましょう。

暴落の予測って可能なのか?

2018年4月に5冊目となる新刊を出しました。株初心者向けなのですが、本書では相場の奥深さを知って頂くために2018年2月の暴落についても解説しています。

書籍内にはこんな暴落を示唆するイラストを入れています。

なぜ2018年相場は暴落相場なのかは、投資セミナーやメルマガ等で紹介してきましたが、それを知っておけば、暴落を利益に変えることが出来るのです。

えっ、暴落の予兆なんてわかんの?という質問は一杯頂きましたが、わかるのです。もちろん、100%ではありませんが、かなりの確度で暴落予見は可能なのです。

実際、暴落のタイミングをメルマガやアメブロで紹介しています。

セミナーでは、「実際に相場の先読みが出来ると思う人は手を挙げてください」っていう質問をして、手を挙げてもらうのですが、ひとりも手があがらない時があります。

あがったとしてもほんの数人です。これでは暴落を爆益に変えるどころか、通常のトレードでも勝てないですよね。

暴落のタイミングを予見するうちに暴落の専門家になってしまった

本当に暴落のタイミングをメルマガやアメブロで紹介したのか?ってたまに言われます。

実際の投稿はご自身で調べて頂くとして、書き込んだ内容を紹介します。

直近では、2018年10日4日のフェイスブックの書き込みです。

【相場に軽い売りサインが点灯した件】

さて、相場に軽い売りサインが点灯しました。

これが本格化するかは来週のお楽しみですね。

戦闘態勢に入れるように、この週末はリラックスしようっと!

まぁ、こんな感じです。もちろん、2018年だけでなく、それ以前もタイムリーに書き込みやメルマガ配信しています。

そのためか、今では「暴落の専門家」と言われています。笑

そこで、ここでは難しいことは抜きにして、2018年の暴落の解説、および暴落時のトレードの仕方を解説していきたいと思います。

株式投資セミナーでの暴落予告

恒例となっている1月の新春株式投資セミナーですが、2018年はWebセミナーですが、1月に6回も開催しました。

しかも、最後のセミナーは1月30日でしたが、とある暴落サインが出たことを紹介しました。その後、2018年2月5日から暴落開始です。

まさしく、暴落予告ですね。新春セミナーでもちょこっと解説しましたが、知っている人は知っているのです。だから、暴落を利益に変えることが出来るのです。

2018年2月の暴落の値動きを確認する

細かく解説する前に、まずは、225先物の日足チャートを見てください。

2017年11月9日までじりじりと押し目も作らずに、1本調子に値を上げ、一気に25日移動平均線まで調整しました。

その後は約2か月に渡り、三角持ち合いを形成し、2018年1月4日に三角持ち合いをブレイクアップして、1月23日には24140円までの上昇を演じています。

そして、翌日の1月24日に高値24170円をつけるも失速。1月31日には気になる25日移動平均線を割り込む動きになっています。

こうなれば、トレンド転換のシナリオも準備段階に入ります。世界中のマーケットを見渡すと、米国株式市場を牽引してきた先行指標にも売りサインが出ていました。

また、長期にわたる強烈な上昇トレンドなら、すぐに方向転換せずにじわじわと方向転換してきます。じわじわと方向転換している間に、あちこちのマクロ指標に売りサインが出るのです。

この時、炭鉱のカナリアと呼ばれている指標にもサインが出ます。

炭鉱のカナリアを観察し相場の転換点を狙う

また、相場全体にもなんとなく怪しげな雰囲気が漂ってきたのが1月中旬ぐらいですね。もちろん、ほかにも拾えるサインはすべて拾って、総合的に判断し、トレンド転換の可能性について、じっくりと考察します。

2月2日の225先物日足チャートを見ると、今までサポートラインとして機能していた25日移動平均線がレジスタンスラインとして機能をし始めました。

これもトレンド転換前に起こるよくある値動きですね。下落という相場観を持っているのでしたら、打診売りを仕掛けるタイミングとしても面白そうです。

そして、2月5日にトレンド転換を決定づける明確な大陰線が出ます。下のチャートを見てください。

長期にわたる上昇の反動は想像以上に大きいものです。ここから暴落の本格化が期待できます。

では、この翌日2月6日のチャートを見てみましょう。

225先物の日足チャートですが、始値22690円、高値22740円、安値21050円、終値21510円です。値幅は1690円、前日比1140円安です。

ちなみに、2月5日の米国株式市場では、ダウは前日比1175.21ドル安という過去最大の下落を演じています。

トレンド転換が完了しました。これで、スタンスは買いから売りへと転換です。

暴落と言えば225オプションで狙うのが面白い

このような急落・暴落が期待できるチャートパターンは、一発爆勝ちを狙って225オプションを仕込むのも良いですね。

ちなみに、225先物と一緒に225オプションの値動きも記憶することは、次回の暴落を利益に変えるのにとても有効です。

過去の値動きを知ることは計り知れないメリットなんですよ。ちなみに、これもヒストリカル分析ですから。

では、225オプションのプット22000円の日足チャートを見てみましょう。

ここでは225オプションに関する詳細の解説は避けますが、わからない方は、あーすげぇ~って感じで、流してくださいね。

チャートに化粧っ気がないですが、右端の上ひげが出ている大陽線が2月6日です。この日を含めた3日間の4本値を見てみましょう。

2月2日(金)始値6円  高値19円  安値5円  終値7円
2月5日(月)始値7円  高値80円  安値6円  終値55円
2月6日(火)始値46円  高値1040円 安値38円   終値715円

オプションを取引したことがある方は、この数字を見た瞬間のイメージがわくと思います。どこでエントリーして、どこでエグジットすべきなのか、どのオプションを選択すべきなのか、などの詳細は解説しませんが、ドカンと来る相場観があれば、ぜひ仕込みたいところです。

ちなみに、この手のオプショントレードは、先行指標等のサインも考慮しながら、静かにすうぅ~っとエントリーして、ドカンが来るのを待つトレードです。

2月5日の始値が7円です。そして、2月6日の高値を見ると1040円となんと140倍以上です。爆発的上昇を演じています。

ダウが過去最大の下落を演じただけあって、その破壊力は凄まじいですね。もちろん、端から端まで取れるわけでないですが、年に1度はこんな大噴火的トレードをしたいものです。

そうそう、こんなパフォーマンスを演じた225オプションですが、この時の225先物はどんな動きをしていたのか、これを知っておくことは将来の爆益につながりますので、しっかりと記憶してください。

まとめ

過去の暴落を分析し、値動きを知る、如何でしたでしょうか?

暴落の解説を読むと簡単に暴落を利益に変えることが出来そうですが、実際はかなり難しいです。私も10年もかかりました。

多くの人は、やってもやっても暴落を利益に変えることが出来ないので、どうしたら暴落を利益に変えることが出来るのだろうか?と悩んでいますが、すべきことはシンプルです。

ひと言で答えるなら、暴落局面でもいつもと同じ損小利大のスイングトレードに徹することです。

これに尽きます。多くの人はやるべきことが見えていないし、わかってはいても不安が残り、やり切ることが出来ないのが現状です。

ただ、暴落狙いと言っても通常のトレードと同じで、エントリーチャンスが来たらエントリーします。もちろん、空売りです。その後、上手くトレンドが出て、それが結果的に暴落につながるというのが理想です。

加えて、いつも勝つための方法を模索する。そうすれば、そのうち暴落が大きな利益を運んできてくれますよ。

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。