順張り、逆張り、どっちが良いのか?

順張りとは、逆張りとは、ではどっちが勝てるのか?

順張りとは

順張りとは、株価が上昇しているときに買いで攻め、逆に株価が下落しているときには売りで攻めるという投資手法です。つまり、相場の流れに乗る手法であり、上昇トレンドを演じている銘柄なら買い、下降トレンドを演じている銘柄なら売りというものです。

逆張りとは

逆張りとは、株価が下落しているときに買いで攻め、逆に株価が上昇しているときには売りで攻めるという投資手法です。つまり、相場の流れに反する手法であり、上昇トレンドを演じている銘柄なら売り、下降トレンドを演じている銘柄なら買いというものです。

順張りは上昇トレンド中の銘柄を買うということ

一般的に個人投資家は、テクニカル指標を利用して、株価が上昇している銘柄を上手くに拾うように買いを入れていきます。上昇中の銘柄を買うので順張りとなります。反対に、株価が下落しているときに、買い向かっていくのが逆張りです。

順張りも逆張りも有効な投資手法ではありますが、使い方を間違うと損失につながりますので注意が必要です。

では、順張りと逆張りのメリット、デメリットを確認しながら、もう少し深掘りしていきましょう。

順張りと逆張り、それぞれのメリットとデメリット

順張りのメリットは、トレンドに従うため、トレンドが続く限り利益になる可能性が高いということです。デメリットは、いつまでそのトレンドが続くか分からないため、高値圏で買ってしまったり、安値圏で売ってしまったりすることです。

逆張りのメリットは、トレンドが上手く反転すれば、順張りよりも大きな利益となることです。デメリットは、思ったようにトレンドが反転しなければ、大きな損失となることです。

順張り、逆張りのメリット、デメリットを箇条書きにされてもピンと来ないかもしれませんね。

では、順張りのメリット・デメリットを具体的に説明します。

例えば、上昇トレンド中の銘柄が、500円⇒550円⇒600円⇒650円⇒700円⇒800円 と株価が上がっているとします。

500円⇒550円⇒600円と上昇しているのを確認して買うのが順張りの基本となります。とすると、実際に買うのは650円となります。

このままトレンドが続けば、650円で購入しても、さらに株価は上昇し、利益が得られるというわけです。もちろん、トレンドが長く続けば続くほど利益は大きくなります。これが順張りのメリットとなります。

しかし、株というモノは上げれば下がります。600円⇒650円⇒700円と上昇しているのを確認して、800円で買うのも順張りですが、もはや高値圏で、ここから下落が始まることもあります。これが、順張りのデメリットとなります。

反対に、下降トレンド中の銘柄が、900円⇒850円⇒800円⇒750円と株価が下がっているとします。

900円⇒850円⇒800円⇒750円と下落しているのを確認して、もうそろそろ上昇しそうだということで、買うのが逆張りの基本となります。実際に買うのは750円となるのでが、ここから上昇に転じてくれれば、最高のエントリーポイントということになります。

しかし、このまま下降トレンドが続けば、さらに株価は下落します。つまり、750円⇒700円⇒600円と下がり続ければ、大きな損失になってしまします。これが、逆張りのデメリットとなります。

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順張りでも逆張りでも、チャート分析をしよう

「売れば二上がり、買や三下がり、切ってしまえば本調子」という相場格言をご存じでしょうか?

意味としては、売れば上がり、買えば下がり、ロスカットすると相場は本調子になるという、日本古来の相場格言です。どうしても勝てない個人投資家の相場あるあるって感じですよね。

順張りでも、逆張りでも、このように値動きに振り回されないようにするには、どうすればよいのか?

まずは、トレンドに乗るための秘訣を勉強する必要があります。つまり、上昇トレンド、下降トレンドの定義をしっかりと理解する必要があります。

そして、エントリーポイントを見極めるための研究をし、大まかな値動きを把握するためにチャート分析の勉強を始めましょう。

相場の世界、チャートがすべてではありませんが、多くの情報を与えてくれるのも事実です。チャートから様々な情報を読み取り、勝てる確率の高い手法を構築するのです。

では、チャート分析ってどこから勉強すればよいのか?

ぜひ、ここから始めてください!

移動平均線の使い方を知れば株は勝てる

まとめ

順張り、逆張り、どっちが勝てるのか?、如何でしたでしょうか?

相場のことは相場に聞けとよく言われますが、ホントその通りで、今の相場は順張りが良いのか、それとも逆張りが良いのか、これは相場の声を聞いて判断するのがベストです。

これって、短期売買が良いのか、それとも中長期投資が良いのか、っていう議論と同じで、実はこれも相場次第なのです。

ただ、「相場に聞けと言われても、そんな判断はできないよ」という声が多いですが、それではダメですよ。このような判断ができないと、相場で生き残ることが出来ないですから。

では、どうすればよいのか?

そのためには最低限のチャート分析の知識を習得しましょう。ちなみに、チャート分析を体系的かつシンプルに習得するにはこの書籍がベストです!

 

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移動平均線分析なら最良の一冊です。また、株を始めてから負けてばかりで、いろんな本を読み漁るも結果は出ず。そんな深い悩みも解決する本となっています。なので、相場と対峙する際に手許においておけば、光が見えてくる一冊ですよ。

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。