損失ばかりの株式投資をしている人が陥っている5つの罠

この5つの陥りがちな間違いを意識すれば安定利益につながる!

大抵の方は、特に男性に多いかと思いますが、大金を得ようと株式市場に参入してきます。でも、その多くは、資金を失い、退場を余儀なくされます。

なんで、そんなことになるのか?

ここでは、そんなよくある間違いを解説しますので、反面教師として頭に焼き付け、自分自身を律するのに役立ててください。

目先の利益にとらわれすぎる

株式投資を始めたばかりの時、多くの初心者が犯しがちな間違いの一つが、「目先の利益にとらわれすぎる」ことです。短期間での大きな利益を求めて、リスクの高い投資に飛びつくことは、非常に危険です。

株式市場は常に変動しており、短期間で価格が上がる株もあれば、急落する株もあります。一時的な市場の動きに惑わされ、短期的な利益を追求することは、大きな損失を招く可能性があります。

投資のプロたちは、長期的な視野で市場を分析し、安定した成長が見込める株を選びます。このアプローチは、時間をかけてゆっくりと資産を増やすことを目的としており、一夜にして大金を手にすることはほとんどありません。

また、株価の短期的な動きに一喜一憂せず、自分の投資戦略を信じて忍耐強く待つことが重要です。短期的な利益に目を奪われず、長期的な資産形成に焦点を当てることが、株式投資で成功するための鍵となります。

特に投資初心者の時には、目先の損益に振り回されがちです。なので、そんな目先の小さな利益に惑わされず、長い目で市場を見つめましょう。その方が、より安定して資産を増やすことができるはずです。

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 研究不足での投資

株式投資において、情報収集と研究は非常に重要です。しかし、初心者の中には、十分な調査や分析をせずに投資を行う方が少なくありません。車を買う時にはあれだけじっくりと時間をかけて研究するのにね。これは、投資における大きな間違いの一つです。

株を買う前には、その企業の財務状況、市場での位置づけ、将来の成長性などをしっかりと分析することが必要です。また、業界の動向や経済全体のトレンドにも目を向けることが重要です。いわゆるミクロとマクロ、別の言い方をすれば、鳥の目と虫の目を見ることです。

ネットにある情報サイトや専門誌など様々な情報源を活用し、多角的に情報を収集することで、より良い投資判断が可能になります。このプロセスを怠ると、リスクの高い投資に手を出してしまったり、良い投資機会を見逃してしまうことがあります。

例えば、話題の株や友人の勧めだけで投資を決めてしまうのは非常に危険です。自分自身でしっかりと研究し、理解した上で投資を行うことが、成功への道を開きます。

投資は単なるギャンブルではありません。しっかりと研究し、理論に基づいて行うことで、リスクを減らし、成功の可能性を高めることができるのです。

リスク管理の軽視

株式投資を行う上で非常に重要なのが、リスク管理です。しかし、初心者、経験者に関わらず、リスク管理を軽視してしまう方もいます。これは、大きな損失につながる可能性がある重大な間違いです。

リスク管理の第一歩は、自分のリスク許容度を知ることです。どれだけの損失を許容できるのか、そしてそのリスクをどのように管理するかを事前に計画することが大切です。

また、全ての資金を一つの株に投じるのではなく、複数の株式や資産クラスに分散投資することで、リスクを分散させることも重要です。市場の不確実性に対する保護として、分散投資は効果的な手段です。

もちろん、一点集中という投資法もありますが、これは知識と経験を積んでからにしましょう。

さらに、市場の変動に対しても、冷静な対応を心掛けましょう。市場は常に変動しており、短期的な下落にパニックにならずに、長期的な視野を持つことが重要です。

むしろ暴落はチャンスです。歴史を振り返れば、暴落後に大相場が到来していますので。ちなみに、ショックの名の付く下落の後には、相場は大きな上昇を演じています。

最後に、損切りのルールを設けることもリスク管理には欠かせません。一定の損失が出たら投資を見直し、必要ならば損切りを行うことで、さらなる損失を防ぐことができます。

リスク管理を適切に行うことで、株式投資における損失のリスクを減らし、長期的な投資成功に繋がるのです。

一度に大きな投資をする

「株はロマン!」と言いますが、これを夢見て「一度に大きな金額を投資する」ことがあります。大きな利益を得ようと一発大勝負です。

これは、株式投資に慣れていない方だけでなく、経験者にとっても大きなリスクとなり得ます。

一度に大きな金額を投資すると、その投資が損失につながった場合、回復するのに非常に時間がかかります。また、値動きによっては、大きな損失を被るリスクも高まります。

理想的なアプローチは、少額から始めて徐々に投資額を増やすことです。これにより、市場の動きを学びながら、リスクをコントロールすることができます。また、投資の経験を積むことで、より賢明な投資判断が可能になります。

さらに、定期的に少額を投資する「積立投資」の方法も有効です。2024年からは、新NISAの登場により、積立投資もやりやすくなりました。

毎日、上下に動く相場動向を気にすることなく、長期的に資産を築くのに役立ちます。

大切なのは、自分の投資スタイルとリスク許容度に応じて、慎重に投資額を決めることです。焦らず、丁寧に一歩ずつ前進することが、株式投資における成功への道です。

感情に流される投資判断

株式投資において、最も避けるべきことの一つが「感情に流される投資判断」です。初心者に限らず、経験者でも、市場の変動に一喜一憂してしまうのなら、それは利益にならない投資判断を引き起こす原因となります。むしろ、損失を招くことが多いです。

例えば、市場が急上昇している時に、過度な楽観により株を高値で購入してしまうことがあります。いわゆる「高値掴み」です。

反対に、市場が下落している時には、過度な恐怖から安値で株を売却してしまうこともあります。いわゆる「投げ」です。

これらは、感情に基づいた判断であり、長期的な投資戦略とは相容れません。

合理的な投資判断を行うためには、事前に計画を立て、その計画に忠実に従うことが重要です。また、市場の変動に対して冷静な分析を行い、客観的な情報に基づいて投資を行うことが求められます。

いわゆるトレードシナリオと呼ばれるもので、どこで買って、どこで出るのか、ということを、大まかにでもあらかじめ決めておくことが重要です。

感情に流されずに、計画的かつ合理的な投資判断を行うことが、株式投資における長期的な成功への鍵です。

まとめ

「損失ばかりの株式投資をしている人が陥っている5つの罠」、如何でしたでしょうか?

そもそも友人が主宰する投資サークルで解説した内容ですが、非常に教科書的です。ただ、この教科書的なことが全くできていないというのが、損失ばかりの個人投資家なのです。

テクニカル指標を分析することも、日米経済を分析することも重要ですが、もっと重要なのは自分を律し、リスクを踏まえたうえでトレードシナリオを描き、相場と対峙することです。

最後に、相場と対峙するにあたり、傍らに置いておいた方がよい株本をご紹介します!

「カンタンらくらく月20万円。難解チャートもシンプル株攻略」です。内容は、シンプルなチャート分析の解説本です。株で勝つことができないという深い悩みを解決する本となっています。

理論と実践はやはり表裏一体だと、かなり腑に落ちる内容です。当たり前のことを当たり前にこなせば、利益につながります。

また、グランビルの法則も実践的な解説があるのは嬉しいです。転換点の捉え方も具体的に解説しており、会社員がスイングトレードをするのにはもってこいです。

コロナショック時の解説もあり、暴落時は「落ちてくるナイフはつかむな」と言われますが、ナイフが床に刺さったのを確認し、そのタイミングでの買いを具体的に解説しているところは圧巻です。ぜひ手許に置いておきたい一冊です。

では、明日からスマートトレードを。

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。