FXでスイングトレード

FXでスイングトレードをする

株式市場に参入し、最初は現物株で勝てるようになれば、行き着くところはデリバティブ取引です。

デリバティブ取引とは、日経225先物、FX、日経225オプション、商品先物取引等のことを言います。

どれも、レバレッジが利いているので、少額の投資資金でも大きく張れるということです。現物株でコンスタントに勝てるようになったら、ぜひチャレンジしていただきたいものです。

どのデリバティブ取引は選べばいいのかと言いますと、それぞれの投資スタンスの違いや好みの問題もありますので一概には言えません。

しかし、ビッグチャンスが来たら、どの金融商品でもエントリーできるように準備できていれば、大きな利益につながります。投資の真髄はエントリーのタイミングですので、基本は同じです。具体的に見ていきましょう。

FXも株もスイングトレードの考え方は同じ

FXでスイングトレードするには、まず通貨ペアを決める必要があります。初心者なら、ドル円・ユーロ円・豪ドル円の3つの中から選ぶのがよいでしょう。ひとつに絞るなら、ドル円からスタートして、ある程度コツをつかんだらユーロ円に変更するのがいいと思います。ただ、経験を積んでいくうちに何でもOKになってきます。

後はエントリーチャンスを見極めることです。シンプルに移動平均線とトレンドラインでそのタイミングを見極めることになります。

また、FXもチャートを利用して、エントリー・エグジットのタイミングを取り、さらには大局的な動向も読み解いていくわけですが、「この値位置以下には下げにくい」または「この値位置以上には上げにくい」といったポイントがあります。

このポイントを節目と言いますが、この節目をブレイクアップ、もしくはブレイクダウンすると、トレンドが変わったり、値動きのレンジが変わったりします。

この節目を把握するのに役に立つのが、移動平均線とトレンドラインです。この2つのツールを使いこなせれば、その方向性や強さもしっかりと認識することができます。それでは実際に見ていくことにしましょう。

FXのスイングトレードなら移動平均線だけでも十分勝てる

まずは、ドル円の日足チャートを見てみましょう。単純に、『くいっとチャート』と『がっくりチャート』、及び5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスを意識するだけで、エントリーポイントが見えてきます。

上記チャート内に、そのポイントに番号を振ってみました。

実践でいろいろ研究すると、第4章で解説した内容がそのまま当てはまることが分かります。では、順番に見ていきましょう。

まずは、「1」からです。5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスとなっています。しかも、25日移動平均線の傾きが水平から上向きに転じる所で、トレンド転換の期待が持てるポイントです。さらに、大きい陽線が立ち、先高感が出ています。

次は、「2」を見てみましょう。きれいな『がっくりチャート』です。利食いのタイミングでもあり、新規の売りを仕掛けるタイミングでもあります。

「2」のがっくりチャート後は、25日移動平均線を跨いでの動きとなっていますが、5日移動平均線と25日移動平均線がデッドクロスして、「3」では25日移動平均線から大きな陰線がぶら下がるようなチャートになっています。絶好の売りのタイミングです。

しかも、ここから本格的な下降トレンドが発生しています。

「4」、「5」、「6」では、下降トレンド中の反発局面として、25日移動平均線までの戻しを演じているのが分かります。戻してきた後の『がっくりチャート』では、新規での売りエントリーも可能ですし、売り増しも可能です。

「7」の陰線を見てください。「6」で25日移動平均線まで戻してきた後の『がっくりチャート』となっています。売りエントリーするタイミングです。しかし、今回はあっさりと期待を裏切られる結果になっています。

「8」を見てください。大きな陽線が5日移動平均線と25日移動平均線をブレイクアップしています。しかも、5日移動平均線は『くいっとチャート』になっています。

「7」で売りを仕掛けている場合はここでロスカットとなります。こういう時もありますので、これはこれで受け入れましょう。

結局、「8」からしばらくはもみ合い局面になっています。そして、「9」で再度5日移動平均線と25日移動平均線のデッドクロスとなっています。ただし、このデッドクロスはエントリーすべきかどうか、迷う局面です。

なぜ、迷う場面なのか?といいますと、25日移動平均線が水平となり、このままもみ合い局面が継続する可能性もあるからです。

しかし、大きめの陰線は5日移動平均線と25日移動平均線をブレイクダウンしています。しかも、5日移動平均線は『がっくりチャート』となっています。こちらのサインを重視すれば、売りエントリーは可能性です。

このように実践では、ちょっと判断に迷う局面も出てきます。では、こういう場合にはどう対処すればいいのでしょうか?

いくつか方法はありますが、判断に迷う局面では、経験を積むまでは見送るのが無難です。慣れてくると、いつもよりも少なめの投資資金で攻めてみましょう。間違っても積極的にトレードする局面ではないですよ。

最後に、「10」です。こちらも「9」と同じような局面です。ローソク足を見ると、しっかりと5日移動平均線と25日移動平均線でサポートされてからの上昇となっています。ただ、25日移動平均線をよく見ると、まだ下向きです。

これはちょっと気になるところですね。確かに翌日から上昇していますが、不安要素がある場合は控えめなトレードを心がけたいものです。

ドル円で解説してきましたが、同じ期間のユーロ円と豪ドル円の日足チャートを紹介しておきます。3つのチャートを見比べると、同じような感じなのが分かります。

実際、どれを狙うのかは趣味の問題ともいえますが、自分のトレードスタンスに最も合うものを選ぶのがベストです。

わたしの専門は、現物株・日経225先物・日経225オプションです。なので、FXに関しては頻繁にトレードをしているわけではありません。基本的には、チャンスが来たときだけです。

つまり、経済指標の発表で乱高下が予想される時にはデイトレードを、絶好のエントリーチャンスが来た時にはスイングトレードで引っ張ります。

まずは、ユーロ円の日足チャートです。こんなに分かりやすいエントリーチャンスは、年に数回しかないです。従いまして、下記チャートの「1」、「2」、「3」のようなポイントは外しません。今年に関しては3回とも大きく利が乗るトレードとなりましたが、思惑が外れた場合はロスカットします。

次は、豪ドル円の日足チャートです。個人投資家の間では根強い人気です。取っ付きやすいのかもしれませんね。

FXのスイングトレードならトレンドラインを攻略せよ

では、ここからはトレンドラインを解説していきます。ちょっと復習も兼ねて解説しますが、個別株や日経225先物でも使えるように解説します。

きれいな上昇トレンドの場合なら、下記のようなにトレンドラインもきれいに引けます。トレンドラインを使ったエントリーポイントは、下値サポートラインとなっているトレンドラインにサポートされたことを確認した後、5日移動平均線が『くいっとチャート』になった時です。

丸で囲った部分がエントリーのポイントになります。トレンドが継続し、思惑通り動くなら、レジスタンスラインである点線までの上昇が期待できます。

レジスタンスラインをなる上値トレンドラインまで上昇すると、その後は下落が期待できます。この局面では、5日移動平均線が『がっくりチャート』なった時が利食いのポイントであり、さらには新規売りのエントリーポイントにもなります。

下記チャート内の丸で囲った部分が買いのエグジットポイントであり、売りのエントリーポイントとなります。

トレンドラインを引いたところだけが、サポートラインやレジスタンスラインといった節目になるわけではありません。下記の図では、高値と安値に点線を引いてみました。この横線もレジスタンスラインやサポートラインとして機能します。

図を見ていただければ分かりますが、上昇トレンドの場合は、点線であるレジスタンスラインを上へ突破して上昇していきます。このレジスタンスラインを突破しとたんに、今度はサポートラインとして機能するようになります。

ただし、サポートラインがずっと下値を守ってくれるわけはないので、サポートラインをブレイクダウンしてくると、さくっと手仕舞いです。ブレイクダウンしてしまえば、サポートラインが反対にレジスタンスラインになり、上値の壁として立ちふさがりますので、注意が必要です。

上昇トレンドの最終段階になってくると、値動きが加速してきます。このような場合、トレンドラインの傾きがきつくなってきます。

この図は、2段階目の加速を表していますが、実践では3段階目まで加速することが多いです。3段階目までの加速が起こると、バイイングクライマックスとなることも多く、その後は大きく失速することが多いです。

エントリーする時、もっともエキサイティングなのがトレンド転換時のタイミングです。それをトレンドラインを使って解説します。ただし、実践では5日移動平均線と25日移動平均線とを使って、信頼性の高い時にエントリーしてください。

一般的に、トレンド転換時にはレジスタンスラインをブレイクアップしてきます。上図の左の丸で表示しているところが、買いのエントリーポイントになります。このレジスタンスラインをブレイクアップする時に、大きな陽線で勢いよく上昇した場合は、トレンド転換の可能性が高くなります。

ただし、レジスタンスラインを突破したからといっても、まだこの時点ではトレンドが転換したとは言いきれません。もしかすると、ブレイクアップは何らかの材料が出たことによる一時的な上昇とも考えられます。場合によっては、再度下降トレンドの軌道に戻る可能性もあります。

実践では、レジスタンスラインのブレイクアップ時に、直ぐに飛び付きエントリーするのではなく、落ちてくるのを待つのです。つまり、ここから上昇トレンドが発生するとすれば、点線のような動きを想定します。

ここで最も注意すべきは、前回安値を下回らないことを確認することです。そして、新しいサポートラインが出来るのは、少し先になるので、5日移動平均線と25日移動平均線を上手く利用して、上昇し始めるタイミングでエントリーしましょう。

このように、トレンド転換を確認できる局面でも、なるべく引きつけて低い値位置でエントリーするのが、トレードで勝つ続けるためのコツです。

一般的な書籍などでは、レジスタンスラインをブレイクしてきたらエントリーするようなことが書かれていますが、サポートラインから大きく上昇していることから、いつ調整に転じるかわかりません。

場合によっては、再度下降トレンドに戻る可能性もありますから、やはり、落ちてくるのを待ってからのエントリーがベストですね。もし、落ちてこずにさらに上昇すれば、それは諦めましょう!ちょっと残念ですが、たまにあります。

今度は、上昇トレンドから下降トレンドに転換するタイミングを狙います。

今度はサポートラインをブレイクダウンしてきたポイントが、売りのエントリーポイントになります。ブレイクダウン時に、大きな陰線で勢いよく下落した場合はトレンド転換する可能性が高くなります。

もしかすると、ブレイクアダウンは何らかの材料が出たことによる一時的な下落とも考えられます。場合によっては、再度上昇トレンドの軌道に戻る可能性もあります。

実践では、レジスタンスラインのブレイクダウン時に、直ぐに飛び付きエントリーするのではなく、上げてくるのを待つのです。つまり、ここから下降トレンドが発生するとすれば、点線のような動きを想定します。

ここで最も注意すべきは、前回高値を上回らないことを確認することです。そして、新しいレジスタンスラインが出来るのは、少し先になるので、5日移動平均線と25日移動平均線を上手く利用して、下落し始めるタイミングでエントリーしましょう。

まとめ

FXでスイングトレード、如何でしたでしょうか?

スイングトレードの考え方は株式投資もFXも全く同じです。とすると、チャンスが来たら、株でもFXでもスマートにエントリーし、利益を狙いたいですね。

私は株はしかトレードしませんとか、FX専業トレーダーですとか、視野が狭いコメントする人が多いですが、本当に強い投資家は勝てるところで勝負しています。

ということで、明日もスマートトレードを。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

尾崎式史

1969年大阪生まれ。 月に一度のペースで行くバンコクでも相場から目を離さないという相場好きである。 寝ても覚めても相場のことしか考えていないようだが、近いうちに塾生さんといく海外セミナーを目論んでいる。 大阪北新地界隈、バンコク によく出没する。