テンプルトン投資哲学の真意を読み解く

ジョン・テンプルトンの投資哲学

ジョン・テンプルトンといえばこの相場格言

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

あまりにも有名な投資格言ですので、株をやる方なら知っていますね。知らなくても、株の世界を渡り歩いていると、そのうちどかでこの名言を聞くことになります。

この投資格言は、米国の投資家ジョン・テンプルトンの言葉です。ジョン・テンプルトンはウォール街の伝説的ファンドマネジャーと言われている一人です。ちなみに、オックスフォード大学で法律の学位を取得しています。

その後、証券会社勤務、投資顧問業、ファンド設立と進み、大きな財産を作りました。テンプルトン財団の設立者でもあります。また、高度経済成長前に日本に投資していたことでも知られています。

ちなみに、テンプルトンが残した名言で、小生が好きな言葉はこれです。

「今回は違う(This time is different.)」

いまのバブル的上昇局面で、この言葉はあちこちで見受けられます。そして、「今回は違う」という言葉の対になるのがこの言葉です。

「これが天井だ(This is the top.)」

小生も2017年11月9日で天井圏形成に入ったとブログやメルマガで宣言しました。「今回は違う(This time is different.)」vs「これが天井だ(This is the top.)」というこの構図、株の世界で生きている人ならわかるかと思いますが、非常に興奮するし、面白いですね!

なぜ、こんなに相場観が対立するのかについて解説しましょう。

この2つの投資格言のように相場強弱観が激しくぶつかるのは、通常大相場になった後です。大相場の後なんだから、ここからは大きく下落してくるのが相場なんですと「これが天井だ」派は言います。これに対し、「今回は違う」派は、企業業績が絶好調で株価は割安、株価はまだまだ上昇すると言います。

よくよく考えてみるとどちらも正解です。そして、その後の値動きが本当の正解を出してくれます。

ただ、株をする投資家にとっては、株価の先読みをしたいですねよね。この株価の先読みをするためにはチャートを読み解くのです。つまり、正解はチャートの中にあるのです!

株の世界、いつもチャートの中に正解がある

このような相場観が対立する局面で、チャートをチェックすると非常に興味深いことがわかります。そのひとつに株価上昇の加速感です。通常、日足チャートや週足チャートで確認できることが多いです。

過去の歴史的な上昇局面も同じような加速的上昇を演じているものも多いので、ヒストリー分析をするのも面白いですね。

小生のようなチャーチストは、この株価の加速的上昇を分析して、天井圏形成か、それとも上昇継続かを判断します。2017年11月9日の天井圏形成サインもチャート分析の結果、そう判断したわけです。

でも、天井か、上昇継続か、どうかは、時が経過し、振り返ってみてわかることです。なので、投資家個人の相場観はどうであれ、相場の値動きをしっかりと観察し、必要ならシナリオ変更しますし、チャンスなら勝負に出るわけです。

ジョン・テンプルトン投資哲学といえば低位株

歴史に名を残している著名投資家と同じように、テンプルトンも多くの投資格言、名言を残しています。

大多数の人々と違うことをしなければ、高いパフォーマンスをあげることはできないとか、市場が最も悲観的になっているときこそ買いのチャンスであるとか、市場が最も楽観的になっているときこそ売りのチャンスであるとか、ですね。

みんなが売ろうとしているときに買い、みんなが買おうとしているときに売るのは強靭な精神力がいると多くの大物投資家が言っています。ただ、この名言をそのまま鵜呑みにしてはいけません。

ここ最近の大相場をみんなと反対に動いて、ドンドンと利食い売りをしていたら大きな利益を見逃してしまいますし、ましてやガンガンと空売りしていると大損します。

正確には、みんなよりもちょっとだけ先に動くということです!

また、テンプルトンはこんなことも言っています。ほとんどの投資家は、トレンドや短期的な見通しを重視しすぎる。株式投資の本質は、その銘柄が本来持っている価値を見極めることだと。

ちなみに、テンプルトンは第二次世界大戦が始まった時に、長期間続いた下落相場が終わると考え、いわゆる低位株を買い漁りました。約1万ドルで買い付けた低位株は、4年後の利食い時には約4万ドルになっていたそうです。

テンプルトンは大型株や優良株には興味を示さず、割安で優良な低位株投資に特化し、相場の世界にその名を残しました。ここから生まれた、テンプルトン投資哲学の名言があります。

「株式投資では、銘柄選定法こそが成功の鍵である」

まとめ

ジョン・テンプルトンの投資哲学、如何でしたでしょうか?よくよく考えてみると、株式投資で成功するために必要なことは、たったの3つです。つまり、どの銘柄を、どのタイミングで買い、どのタイミングで売るのか、です。どれも重要ですが、ジョン・テンプルトンの投資法、投資哲学からすれば銘柄選定にあったわけです。

とすると、銘柄選定に加えて、エントリーのポイントを見極めれば、さらに株式投資は上手くいく可能性が高まりますね。日々、株式市場に向かい、一日も早く勝てる投資手法を構築し、自分の投資哲学を語れるようになりたいものです。

ちなみに、私の相場で生き残るための投資哲学はこちらから読むことができますよ。

ABOUTこの記事をかいた人

ozayan

1969年大阪生まれ。

月に一度のペースで行くバンコクでも相場から目を離さないという相場好きである。
寝ても覚めても相場のことしか考えていないようだが、近いうちに塾生さんといく海外セミナーを目論んでいる。

大阪北新地界隈、バンコク によく出没する。