第5回|移動平均線だけでも十分勝てる!

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ちょうど一年前のこと、株をしている数少ない友人の一人と飲みに行った。

その友人は、珍しく好成績を上げていた。300万円が1200万円になったみたいだ。会社からの給料をプラスすれば、年収は倍に膨らんだ。自分へのご褒美で、セルシオを購入。中古らしいが・・・(笑)

それから一年が経ち、その友人と久しぶりに飲みに行った。ビールを注文した直後、友人は、『セルシオを売ろうと思ってんやけど・・・』

どうやら、ライブドアショック後の相場に振り回されているようだ。持ち株も、塩漬けになることを恐れ、ロスカットを決行。しかし、ロスカット後に反発。辛抱たまらず追いかける。気が付いたら高値掴み。典型的な負けパターンである。

友人に、『移動平均線は、しっかりと見てるか?』と尋ねると、『なにそれ?あー、グラフの中に書いてある曲線ね!』という返事。

チャートをグラフと呼ぶ人はたまにいる。呼び方は自由だが、スキーで使うストックを『棒』と呼んでいるのと同じで、素人丸出しだ!

マーケットで勝ち続けるには、トレードに関する技術や知識は欠かせない。時は金なり、というが、技術も金なりだ。

バブルのような力強い上昇トレンドでは、誰でも勝てる。問題は、そのような上昇トレンドが終わったあとだ。ここからは、本当のトレード技術が必要になる。さもないと、せっかく稼いだ利益をマーケットに返金することになるからだ。

さてさて、本題です。

第5回

ここ最近、講演・セミナーなどで受講生と話す機会が多いですが、

あまりにも知識が少なすぎです。

移動平均線の使い方も知らないし、節目という概念もないですね。これでは、今の相場で勝つことはかなり厳しいです。

前回から、5日移動平均線について書いていますが、

5日移動平均線とローソク足の位置関係は、すぐに頭に思い浮かびますか?

また、5日移動平均線を指標とした売買のタイミングについて、説明できますか?さらに、5日移動平均線と25日移動平均線との関連性について知っていますか?

たったこれだけでも、パフォーマンスが大きく変わりますし、大損をしなくなります。今回は、ウンチク話になってしまいましたが、次回はこの続きを!

ABOUTこの記事をかいた人

独自のチャート分析をもとに相場を張っている現役トレーダー。チャーチストと言われるにもかかわらず、ファンダメンタルズ分析やヒストリカル分析にも詳しい。中でも暴落・暴騰分析は抜群である。メルマガでの的確な天底予測では多くの読者が驚愕する。セミナー講師としても引っ張りダコ。登壇回数は800回を超える。相場の本質を突いた解説はプロからも定評がある。書籍は出せば売れると業界でも注目株。2020年7月に6冊目の新刊が発売されている。